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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071228i204.htm
日中首相が会談、中国に省エネ研修施設設置などで合意
【北京=池辺英俊】中国を訪問中の福田首相は28日午前(日本時間28日午前)、北京市内の人民大会堂で温家宝首相と会談した。
昨年10月の日中首脳会談で合意した「戦略的互恵関係」の具体策として、日本の省エネルギー技術に関する拠点施設を中国各地に設置することや、両国の青少年交流を年間4000人規模に拡大することなどで合意。膠着(こうちゃく)している東シナ海のガス田開発問題の進展を目指して協議する。
日本の首相の訪中は、昨年10月の安倍前首相以来、1年2か月ぶり。
温首相は会談の冒頭、「両国関係はさらに改善、発展していく重要な時期に入っている。福田首相が先に、中国の報道機関に『日中関係はすでに春を迎えている』と述べたことに強く同意する」と語った。福田首相は「両国は大きなチャンスと責任に直面している。世界の大局を見据え、アジアと世界の未来の創造に向けて協力していきたい」と応じた。
福田首相は、北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)や北京五輪が開催される来年を「日中関係飛躍の年」とすることで温首相と一致。福田首相は来年春を念頭に、胡錦濤主席の来日を招請し、首脳の相互訪問を軌道に乗せたい考えだ。
気候変動問題について、福田首相は中国に対し、京都議定書に続く2013年以降の温室効果ガス削減の枠組みへの参加を促す。
環境面では、日中で環境情報を共有するための「日中環境プラザ」の設置と、中国企業が日本の省エネ技術を学ぶ「省エネ・環境協力相談センター」を中国の主要都市に新設することで合意。今後3年間、1万人の中国人を対象に研修を実施することや、環境基金創設も検討する見通しだ。
ガス田開発問題では、事務レベルの話し合いが難航しているため、両首相は、係争を棚上げする形での共同開発海域やガス田の決定ができるかどうか協議する。
このほか、両首相は〈1〉人民解放軍と自衛隊の若手幹部による相互訪問〈2〉来年中の自衛隊艦船の中国訪問〈3〉北京五輪開幕前に、北京中心部に近い南苑空港と羽田空港間の国際定期チャーター便の就航――で一致。
首脳会談に合わせ、日中両政府は「核融合」の研究分野で初となる技術協定や、気候変動問題を対象にした科学技術協力強化の共同声明、「日中青少年友好交流年」の活動に関する覚書を取り交わす。
福田首相は28日午後、呉邦国・全国人民代表大会常務委員長、胡錦濤国家主席と相次いで会談する。
(2007年12月28日12時6分 読売新聞)
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