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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071224-00000009-gen-ent
長崎・佐世保市――。米軍・自衛隊施設がひしめく“軍事利権の巣窟”に、山田洋行が広大な土地を所有していることが分かった。
問題の土地は、米軍・前畑弾薬庫から約1キロ離れた準工業地域にある。時価10億円、総敷地4148坪(約1万3690平方メートル)というベラボーな広さだ。
現在の所有者は、山田洋行のグループ企業「山田地建」。00年4月に売買取引で手に入れた。
現在は栗本鉄工所(大阪)の関連企業「佐世保メッキ」と賃貸契約を結び、同社の鋳物工業が稼働中だ。
栗本鉄工所は「われわれの鋳物部門が大阪を離れるにあたり、移転先を探していた時期に地元の同業者から、この土地を紹介されました」(広報部)と説明した。
長崎=山田洋行といえば、ピンとくるのは、防衛汚職の本命といわれる久間章生元防衛相(長崎2区)だ。
「山田洋行と久間氏はズブズブの関係です。CXエンジン調達をめぐり、久間は山田洋行側に立って暗躍した。山田オーナー一族の結婚式では“お車代”を受け取っていた。防衛族の大物として佐世保の軍事利権を差配しているともっぱらです」(政界関係者)
佐世保では米軍の前畑弾薬庫が同じ市内の針尾弾薬庫に移転・集約されることが決まっている。今年6月、これを決めたのが久間防衛相(当時)だ。横瀬貯油所の再整備も急ピッチで進んでいる。その利権の規模は「3000億円は下らない」(地元関係者)とされる。
「前畑の跡地には米軍住宅300戸が建設される見込みですが、それでも米軍が要求する戸数には200ほど足りない。問題の土地周辺は最近、住宅の建築ラッシュです」(地元政界関係者)
山田洋行に土地取得の経緯について取材を申し入れたが、「担当者が連絡します」と言ったきり、ナシのつぶてだった。
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