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ベネズエラのことは、これまでにもちょくちょく触れられてるけど、相変わらず何も知らずにチャベス批判してるような政治ブロガーらも多くみられるようで、実際に報道されたビデオを元にわかりやすく説明したいと思います。
どれもごく短いものなので、ぜひ全て見てください。
喋ってる言葉は日本語じゃないけど、映像を見るだけで完全に理解できます!
以下の3本のビデオを見ながら、http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Bushwar/venezuela_coup.htmあたりを読み直してもらえれば、本当のことがよくわかります。
まずは、2002年ベネズエラ・クーデターの時、欧米メディア(日本も)が一斉に報道したビデオです。
http://photozou.jp/photo/show/140261/6395711
YouTubeにあるビデオから、わかりやすいように、テレビ放映されたらしき部分だけを切り取り繋ぎ合わせました。
英語なので何を言ってるのか私にはほとんどわかりませんが、ところどころ画面に字幕が出たのを翻訳してみると、「反チャベス派がデモしてるところに、橋の上にいるチャベス派の人間が銃で撃ち、多勢の死傷者を出した。このようなことをやってるチャベスを許すな!」といったような意味のことじゃないかと思われます。
次に、別のカメラアングルから撮影された同じ現場・同じ時間のビデオ映像です。
http://photozou.jp/photo/show/140261/6395759
チャベス派が発砲してる橋の下には誰も人の姿など見当たりません。
(欧米メディアが報道してるような、多勢が撃たれ、逃げ惑い、救急車が来たりといったシーンが、ここではないということは明らかです)
これら切り出した二本のビデオだけではよくわからないけど、元の全体ビデオhttp://www.youtube.com/watch?v=Pwue8Iu-5bYを見てもらえれば、彼ら橋の上のチャベス派の人たちも、どこからか撃たれていることがわかります。
つまり彼らは、どこからか狙撃されたことに対し、わけのわからないまま応戦してるだけなのです。
そして、そういったことを説明してるのが、このビデオ全体なのですが、もっとわかりやすく、またさらにいろんな角度から検証してるビデオが次のです。
http://photozou.jp/photo/show/140261/6395852
これでわかったでしょう。
最初のメディアで放送された映像というのは、実は反チャベス派デモをやってる所に、警備してる軍の車両から、あるいは付近のビル等に隠れてる狙撃手らが撃っているのです。
この反チャベス派のデモしてる現場と、橋とは相当な距離離れています。
そのあたりのこととか、時間的な面からも検証しています。
また、これらのビデオには映ってないけど、別のビデオではビルの上階の窓や屋上からやはり軍?の狙撃手が撃ってる映像の映ってる証拠ビデオもYouTubeにあるので暇な方は探してみてくださいw
つまり反チャベス派の人間を撃ったのは軍であり、またチャベス派に発砲させるためにそっちに対しても軍が銃撃したということで、これら両方の別々のシーンを都合のいいように繋ぎ合わせて、いかにもチャベス派の人たちが、反チャベス派のデモ行進に向けて銃を撃ったという風に自作自演の捏造映像を作り、それを世界中のメディアに発信させたということが、これらによって明らかにされたわけです。
当時の記事からその部分だけ抜粋しておきます(元はNHKの特別報道番組のページです。日本では当時NHKだけが唯一真実を報道したんやね!)
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・・・突然、銃声が聞こえた。何者かが群集を見下ろす位置から身を隠して発砲しているようであった。
犠牲者はすべて頭を狙い撃ちされた。
人々は逃げまどい、そして、狙撃犯がいると思われた所めがけて反撃しだした。ベネズエラでは一般市民も銃を携帯できるのである。この時の陸橋から拳銃を撃つチャベス派の人々の姿が、民放で繰り返し繰り返し報じられた。非武装のデモ隊に向けられたものとして・・・
しかし、元民間放送局員アンドレス・イッサーラは、民放が決して放映しなかった真実を示す。
この場面を別のアングルから撮った映像では、彼らが銃を放っていたはずの陸橋の下にはだれも存在していなかったのである!
まさに捏造そのものであった。
彼ら自身も狙撃に対して身を伏せながら応戦していただけなのである。
イッサーラは、このような真実を覆い隠し、チャベス派の発言を一切取り上げようとしない民放の姿勢に抗議して、退職した。
しかしながら、この虚偽の映像をたれ流すことによって、この事件の責任はすべてチャベス政権にあるというデマ宣伝は功を奏した。
そして、これまでチャベスを支持していた軍も支持の取りやめを表明した。国営放送も反チャベス派に占拠され、大統領官邸に集まったチャベスとその閣僚たちは外界から完全に閉ざされた。
反チャベス派の将軍たちは大統領の辞任を求めた。辞任しなければ大統領官邸を爆破するとの脅迫をもって。しかたなく、チャベスは官邸爆破を防ぐため、軍に拘束される道を選んだ・・・
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そして、日本のメディアも同様に、このような嘘百パーセントの捏造された映像を流し、全メディア揃ってチャベス批判をしているのだ!
ベネズエラ国内にある欧米系の放送メディアRCTVなども当然そうやって捏造された映像を全国に流したのは間違いないだろうし、その後もとにかくアメリカの手先となって嘘・洗脳目的の操作された情報ばかり流してるわけで、先日そのRCTVが閉鎖された理由というのも決してチャベスが自分勝手な都合でやったんじゃないということが、これで納得されるでしょう。
ちなみにチャベスは、このRCTVを閉鎖はしてもそこの職員や経営者らを咎めたり罪に問うようなことはしなかった。
このRCTV閉鎖に対し日本のメディアではまたしても、チャベスの独裁とかいって批判する報道ばかりで、このRCTVと全く同じと言っていい。
日本にあるのは残念ながら全てそんなメディアばかりで、真実を伝えようという放送局は皆無なのだ。
(もし、チャベスが日本の総理大臣になってくれたら、今ある全ての民放の放送免許を取り上げてしまうかも・・w)
なお、そのRCTV閉鎖の際、賛成・反対両派ベネズエラ国民で行われたデモの参加人数については、7月に「ベネズエラRCTV閉鎖の真実」http://310inkyo.jugem.jp/?eid=424で書いたけど、
賛成派lOO万人(6月2日)に対し、
反対派は、15万人(5日)と4千人(10日)だったとのこと
このでっちあげ捏造映像を作って世界に流す目的で、チャベス派、反チャベス派双方のデモ当日に両派が近づいてきたところを狙って、米国が自国の特殊部隊、若しくは息のかかったベネズエラ兵、あるいは他国兵を使って反チャベス派とチャベス派の両方を狙撃し、それら別々の映像を編集していかにもチャベス派が反チャベス派を攻撃したという風にみせかけたということで、はっきりいって米国による計画的策略です!
911NYテロなんかもこれと同じようなもんといっていいでしょう。
他にも、「歴史に残る、アメリカ政府による自作自演事件の数々! 〜フルフォード氏が語る」http://310inkyo.jugem.jp/?eid=542に書いたように、アメリカは常にそういう工作をすることによって表向き自分らが正義だという風に世界中にでっちあげ情報を流し、侵略戦争をやってきているのです!
関連記事:チャベス氏の潔白証明する ベネスェラ・クーデタの真相明らかに (1)
http://w3sa.netlaputa.com/~gitani/venezuela/venezuela-coup1.htm
次のビデオは2002年4月クーデターでチャベスが捕らえられた時のデモの様子。
http://photozou.jp/photo/show/140261/6397848
さらには(以下のビデオ等)、チャベス監禁中に、国民たちが徹夜で開放を求めて抗議したり、心配したり・・
http://www.youtube.com/watch?v=SD5kyUOjBC0&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=8UoY3uLgHOk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Zvl_6lamXQc
等々・・・
これだけ国民の支持を集め、ピンチになった時に国民たちがまるで自分の家族同様にこれほど真剣に必死になって一緒に闘ってくれるような政治家が世界中のどこに居るだろうか・・
仮に日本のアベやフクダ、あるいはブッシュがテロリストに監禁されたからといって、警察等は動くだろうけど、一般の国民たちがこれほどまでに一斉に立ち上がったり、夜通し心配し続けたりするようなことがあると思いますか?
これらの映像を見て、それでもあなたがたはチャベスが独裁者だなどと思いますか!?
全ては米国が自分らに都合のいいように情報操作してるだけだということを、その目でしかと確かめてください!
そしてそういうのは、このベネズエラに対してだけではありません。世界のあらゆる国々に対し行っているのです。
そして日本政府・メディアも無条件にそのままの情報を流し、米国の利己主義な侵略に加担し、国民を騙しているのです。
(チャベスを独裁者と決め付けて批判してるのは、メディアだけではありません。
ネットブログでも、チャベスに触れて書いてる内のおそらく半数以上がそうですね。
(どっちかいうと、まるで無関心の政治ブロガーが多いw)
つまり、そういう連中(政治ブロガー)というのは結局マスゴミ報道を鵜呑みにして、それに対しグチをこぼす程度の単なる日記と言えるブログがほとんどで、自分で真実を調べようなどといった考えを毛頭持ち合わせてないということだろうと思う。
もし、こういったことを知った上で、チャベスを批判してるというブロガーの方がいるなら連絡してください。そしてその理由を教えてください。)
チャベスが無事開放された時、国民に話した言葉(上記同じページから)
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国民にこう呼びかけた。
「冷静になってくれ。」「今君たちに必要なのは家に帰って心を休めることだ。」
過酷な目に遭わされたにもかかわらず、拍子抜けするほど穏やかな言葉であった。
「反対派に言いたい。反論は大いに結構。私はあなた方を説得できるよう努力する。しかし国民の規範である憲法に背く行為は許されない。憲法はすなわち共同体の基本だから。」
「最も大事なのは一部の人のうそに惑わされないことだ。」
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ただしその後、現在ベネズエラに住んでるという人からメールもらったことがあります。
私はもちろん直接知らない人で、ごく普通の住民で本当のことなのか、あるいは米系の息のかかった側の人なのかもわかりません。
ただ、つい数日前に行われた憲法改正の国民投票で、(米国による工作が活発に行われたということを含めても)否決されたということは、国民たちの間にかつてもたれていた信望が多少落ちてきてるということかも?という気はします。
関連記事:ベネズエラ国民投票:ネオコンの逆説的な敗北
http://ameblo.jp/cm23671881/entry-10059436916.html
(ただし、このフランス語記事自体は数字に現れた結果とは別の見方をされてます)
その人の話では、一般国民には苦しい生活を強いておきながら、チャベス派の政治家らは贅沢放題してるとのことでした。
思い通りにならなかったベネズエラに対して当然アメリカは、いろんな妨害工作をしており、食糧輸入にも大変な支障が出てるだろうから、生活が苦しいのは本当だろうと思います。
一方で政治家らが贅沢してるということで、私個人的には今でもチャベスを信じているものの、一旦権力の座についた者は誰しもそういう風になってしまうということなのかもしれません。(あるいはチャベス側近全員というわけじゃなく一部の人間なのかもしれませんが)
このチャベスに刺激されたこともあって、南米では反米の狼煙を上げ結束する動きが活発になってきています。
キューバ、ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチンの他、エクアドル、ニカラグア、ボリビア、ウルグアイ・・・
今や南米人口全体の3/4が結束してるようだ。
或る意味(経済や科学技術ではなく人間的に)、世界の最先端を行ってる国といってもいいかも?
関連記事:キューバの有機農業
http://www14.plala.or.jp/Cuba/
コロンビア準軍事組織を摘発。米国が裏で糸を引くクーデターを未然に阻止
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Bushwar/venezuela_advance.htm
南米だけにとどまらず、ぜひ世界中の国々がさらに続いてほしいものです。
特に日本!
一つ言えるのは、このチャベスの場合も、政治家が一人で立ち上がったんじゃなく、国民みんなが真実に気付き、一緒に立ち上がったということです!
http://310inkyo.jugem.jp/?eid=625
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