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お母さんがきっと助けてあげる(天木直人のプログ)
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投稿者 忍 日時 2007 年 12 月 22 日 20:17:58: wSkXaMWcMRZGI
 

(回答先: (もう始まりました)…北朝鮮の軽水炉建設費債務、日本が事実上「肩代り」(読売新聞) 投稿者 新世紀人 日時 2007 年 12 月 22 日 20:02:02)


  お母さんがきっと助けてあげる

  横田早紀江戸さんの最新著「めぐみへ 横田早紀江、母の言葉」(草思社)を買い求めて、東京からの帰りの新幹線で読んだ。今の私に出来る事はそれくらいしかない。本を買って売り上げに貢献し、それを読んで、苦しく悲しい拉致被害者家族の心情の100万分の一でも、しばし共有しようとすることしか出来ない。
  この世の中には、ありとあらゆる不条理が存在する。どのようにあがいても逃れられない不幸がある。わが身がその不幸に見舞われない人は幸福だ。そんな人はわが身の幸福を感謝し、不幸な人の境遇に思いをめぐらすべきだと思う。
  これまでに何度も書いてきた事であるけれど、小泉外交の最大の罪は、米国に日本を売り渡した事である。しかし、それと並んで、いやそれ以上に卑劣な罪が、拉致問題について金正日と裏取引をしたことである。私はそう確信している。
  小泉という男の人間性のなせる業だ。私欲、名誉欲のなせる業だ。愛すべき国民を無視し、被害者家族の心を踏みにじって恬として恥じない姿。それは冷酷というよりも、自分さえよければという単純な無神経さ、厚顔さである。
  「わずかばかりの国民の命のために日朝国交正常化という一大事業が妨げられてはならない」などと発言した外務官僚や、生存していると言われた4家族が「めぐみちゃんたちはどうしたんですか」と詰め寄った時、「黙りなさい。皆さんのお子さんは生きているんですよ」と叱った福田首相(当時官房長官)ら、小泉政権の正体を、今更ここで批判する気にはならない。
  しかし、北朝鮮労働党と誼を結んできた左翼政党が、拉致問題を不問にし、今でも北朝鮮との国交正常化を最優先にしろと声高に叫ぶ。その事が平和主義だと言う。この事を私は許せない。ある左翼政党の一人は「めぐみちゃんは可哀想だけど、拉致被害者の中には自分の意思で北朝鮮に行った者もいるのだから」と私に言い放った。平和や人権を声高に叫ぶ左翼イデオロギストが小泉訪朝を誰よりも評価する。それこそが日本の政治のパラドックスである。
  早紀江さんの新著の中に出てくる言葉の数々は、いずれも新聞などで報道されたものばかりである。それらをこうしてあらためて読み返してみると、それは小泉電撃訪朝から始まり、完全に行き詰まったわが国の北朝鮮外交の蹉跌の記録として、鮮やかに蘇る。それはまた拉致被害者家族の苦しみと悲しさの堆積である。その言葉のどれ一つとして、私の心を揺さぶらないものはない。
   その中で一つだけここで書くとしたら、私は間違いなく、次の言葉を上げる。

   「めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる」

  私は男だ。母親になったことはない。母親の気持ちは想像するしかない。しかしこの言葉ほど私の心に響くものはない。読み返すたびに涙がこぼれた。
  若い母親が平気で子供を殺す事件が報道される中で、私はこの言葉に救いを見つける。世の中に希望を抱く。
  早紀江さんは菩薩だ。マリアだ。
  小泉元首相が決して正視する事のできない人に違いない。

http://www.amakiblog.com/archives/2007/12/22/

 天木直人しては、見直す事が出来る論文だけど、その後の行動で判断しよう



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