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http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071220-OYT8T00384.htm
薬害肝炎和解案 原告「国に声届かず」
官房長官「最大限の回答」
「私たちの声は届かなかった」。薬害C型肝炎集団訴訟の和解協議で、大阪高裁が求めた回答期限の20日、国側の修正案の提示を受けて記者会見した原告たちは、涙ながらに失望や怒りの思いを訴えた。
和解金の大幅増額を発表した舛添厚生労働相は、「全員救済につなげるために一生懸命知恵を絞った」と理解を求めた。国側が提示した「事実上の全員救済」と、原告団が求める「全員一律」の救済。その溝は埋まるのか。
「舛添厚労相は私たち原告たちと握っていた手を解き放ちました。福田総理も私たちに背を向けたまま、私たちが全面解決という山に登ろうとしているのを突き落としました」
東京・霞が関の厚労省記者クラブで会見した全国原告団代表の山口美智子さん(51)は、こわばった表情でそう語った。
「19日までに全員一律救済の政治決断がない場合は、これ以上総理に訴えるのをやめる」とまで言い切って、待ち続けた福田首相の声。しかし、返ってきたのは、金額は上積みされたものの、自分たちが求める一律救済とは異なる案だった。
全国弁護団代表の鈴木利広弁護士は「全員一律救済という理念を理解していない案」と、政府の修正案を批判。大阪訴訟原告団代表の桑田智子さん(47)も「私たちの理念は必ず認められる」と、引き続き全員一律救済を訴えていく決意を示した。
一方、舛添厚労相はこの日の会見で、「『大阪高裁の案を踏まえて』という非常に限られた中で知恵を絞った」とし、政府として最大限の努力をした結果であることを強調。法務省関係者は「国としては最大限、ギリギリの所まで譲歩したつもり。これで納得してもらえないとなると、正直、どう対応していいか分からない」と困惑していた。
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