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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20071218/CK2007121802073029.html
【神奈川】
『平和で静かな空を』 過去最大規模 デモ行進などで悲願訴え
2007年12月18日
提訴を前に横浜地裁までデモ行進する原告団のメンバーら=横浜市中区で
「静かな空」を取り戻したい−。十七日に横浜地裁に起こされた第四次厚木基地騒音訴訟。全国の基地騒音訴訟でも過去最大規模に膨らんだ原告団は、デモ行進などで悲願を訴えた。一次提訴から約三十年。原告団にはこの間、声を上げ続けた人がいる一方、「次の世代のために」との思いに突き動かされ、初めて訴訟に参加した男性もいた。 (佐藤大、岸本拓也)
「平和で静かな空を」「爆音訴訟に勝利するぞ」
そろいの赤いゼッケンの前後に、願いや決意を黒い文字で記した原告ら約二百人は、横断幕やのぼり旗を手に、JR関内駅から横浜地裁までを黙々とデモ行進。地裁前で「ガンバロー」と声を合わせ、提訴の手続きに入った。
引き続き、地裁近くの「労働プラザ」に移動して記者会見を開いた。
「爆音に 命縮めず 暮らす日や そが実現の 判決欲しい」。弁護団長の中野新弁護士は、第三次訴訟原告団長の真屋求さん(81)の短歌を紹介した。
真屋さんは今回も原告として参加しながら不整脈と脳こうそくのため会見に出席できなかった。「真屋さんは四十七年闘ってきた。住民訴訟を通して悲願を実現したい。本格的な差し止め判決を得たい」と、中野弁護士は真屋さんの思いを代弁した。
藤田栄治原告団長(73)は、在日米軍再編で厚木基地の空母艦載機の岩国基地移転が進められる中での提訴について、「(移転が完了するとされる)二〇一四年まではうるさいまま。その後も艦載機が帰ってこない、という裏付けは一つもない」とその意義を強調。
さらに「われわれは爆音の痛みを知っている。他の市の人たちに転嫁して『良かった』ということにはならない。厚木基地を出て行った艦載機は自国に持って行きなさい、ということを主張したい」と力を込めた。
国や米側は最大限努力を
松沢成文知事 「このたびの提訴は厚木基地周辺住民の騒音解決を求める率直な気持ちの表れたものだと思う。国や米側は住民の気持ちを厳粛に受け止め、騒音の抜本的解決に向け最大限努力し、騒音軽減に努めるよう強く望みたい」
大木哲・大和市長 「基地の騒音訴訟としては過去最大で、市民の騒音被害の苦しみを深刻に受け止めている。裁判の推移に多大な関心を払いつつ、市としても騒音被害の解消に向け、全力を尽くしたい」
笠間城治郎・綾瀬市長 「今回の提訴は、改善されない騒音被害に対し、静かな生活を取り戻そうとする基地周辺住民の思いが表れたもの。国には、住民の切なる願いを真摯(しんし)に受け止め、騒音解消に最大限努力することを期待する」
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