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2007.12.14(その2)
森田実の言わねばならぬ[793]
平和・自立・調和の日本をつくるために【580】
民主党よ、しっかりせよ!――勇気をもって小沢「大連立」路線の流れをきっぱりと断て!
過ぎたる分裂恐怖症にかかり、小沢代表の「大連立」路線への批判を回避してはならぬ
「良薬口に苦し」(韓非子)
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「民主党よ、しっかりせよ!」「小沢『大連立』路線と絶縁せよ!」――最近、私は、全国を回って叫びつづけている。
12月9日夜、『日刊ゲンダイ』の記者から「民主党はどうかしてしまったのですか。森田さん、民主党をきびしく叱ってください」との電話があり、次のように語った(『日刊ゲンダイ』2007年12月11日号2面)。
《(民主党の内情について)今の民主党は「内紛恐怖症」「分裂シンドローム」に陥り、機能停止状態なのです。例の大連立騒動以来、いつ小沢が子分を引き連れ、与党に合流するか分からないという妄想におびえ、党内は疑心暗鬼に包まれています。取り巻きが小沢の「プッツン」を必死で押さえ込んでいる状況で、さながら独裁国家の末路を見ているかのような体たらくです。》
《(解散・総選挙の時期について)ダラダラと時間が経てば、民主党は不利になるだけです。参院で民主党が多数を握っても、予算論議は自公与党の独壇場。野党は予算編成に加われません。自公与党はバラマキ行政で選挙対策を進め、一番有利な時に解散を仕掛けてきます。さらに総選挙の時期が延びるほど、防衛汚職も下火になり、参院選で民主党を勝たせた有権者の熱も冷めてしまう。厄介なのは、民主党をむしばむ“病”は時を経つほど悪化することです。ハッキリ言って、現状より民主党がよくなることはあり得ません。》
少しだけ解説しておきたい。
数名の民主党議員と支持団体の連合系大労組の幹部数名と話し合った。この取材で、民主党が憂慮すべき状態にあることを知った。かれらは皆、「小沢代表の『大連立』論には反対だが、小沢代表を批判すれば民主党が分裂するおそれがある。だから、今は何も言わない。揉めごとは起こしたくない」と言った。「小沢代表は批判されたら旧自由党以来の同志を率いて分裂し、自公連立政権に加わるおそれがある。小沢代表を怒らせてはならない。あの人は何をするか、わからない人だ」というのだ。
つまり、かれらは小沢代表を尊敬していないのだ。小沢氏がひどい人だと思ってはいるが、ただただ分裂をおそれて、小沢氏に民主党代表を降りてもらいたいとの声を上げないのである。党内が内紛恐怖症ないし分裂恐怖症に陥り、言論の自由を自ら封印してしまっている。
私が取材したのは党内の一部にすぎない。偶然、皆が同じ意見を言ったのかもしれないが、党内の空気を物語っていると思う。自由な言論を封殺してしまったら政党の未来はない。そんなことでは国民の信頼は得られず、民主党政権樹立は困難ではないか。
民主党は、小沢代表の「自民党との大連立」論を明確に否定すべきである。総選挙が終わったら自民党と連立することを考えているような民主党なら、早晩、国民から見捨てられるであろう。自民党との大連立をあきらめていない小沢氏には、民主党代表を辞めてもらわなければならない。
自民党との大連立を考えているような小沢代表を先頭にして総選挙を戦えるのか――真剣に考えてほしい。 民主党よ、しっかりせよ!――と、声を大にして叫びたい。
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