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http://www.asahi.com/international/update/1214/TKY200712140353.html
2007年12月15日01時02分
米ホワイトハウスのスタンゼル副報道官は１４日の会見で、ブッシュ大統領が北朝鮮の金正日（キム・ジョン・イル）総書記（国防委員長）に送った親書に対し、北朝鮮から口頭で反応があったことを明らかにした。ニューヨークにある北朝鮮の国連代表部を通じて伝えられたという。国務省当局者は朝日新聞に対し、「前向きな反応だ」と評価した。
詳しい内容は不明だが、当局者によると、北朝鮮は「我々の果たすべき義務は理解しており、履行する」とした上で「米国もやるべきことをやるように期待している」と求めたという。テロ支援国家指定の解除を迫ったものとみられる。
ブッシュ大統領はこの日、記者団に「親書で（金氏の）注意を引いた」と言及。「（金氏は）製造したプルトニウムを含むすべての核計画と、核拡散活動について完全に申告することで我々の注意を引くことができる」と述べ、北朝鮮が年内に行うことになっている核計画の完全な申告の重要性を改めて強調した。
ブッシュ大統領の親書は今月３〜５日に訪朝したヒル国務次官補が北朝鮮側に手渡した。核拡散の問題も含めて核計画の申告に取り組むよう求める一方、「親愛なる委員長殿」と呼びかけるなど、金氏を尊重する姿勢もにじんでいた。
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