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近聞遠見:「小泉さんに学びました」=岩見隆夫
国会議員の間にもセクハラがあった。今年、話題の一人だった野田聖子元郵政相が打ち明けたところによると、初当選のころ、同僚の男性議員たちが、
「短いスカートいいね」
とか、
「もう少し胸が大きいといいね」
などと平気で声を掛けたという。
最高に笑えるセクハラは、40歳を過ぎた野田に、財務相の塩川正十郎が、
「お嬢ちゃん、元気?」
と言ったことだった。
<悪意ではなくて、要するに女性の人権をわかっていないんです。男しかいない職場だから、一生懸命褒めているつもりが、逆効果という感じでしょうか。もちろん塩ジイは、私を励ますつもりで……>
と野田は出版したばかりの著書「不器用」(朝日新聞社刊)に書いている。
この本、題名もユニークだが、政治家の本音、心情をこれほどあからさまにつづったのもめずらしい。
ところで、野田は96年、2回目の当選を果たし、郵政政務次官に就任する。このとき、
<国の守りが国政の基本>
と思い、防衛政務次官になりたいと申しでるが、橋本龍太郎首相が、
「女はだめだ。そういうところ(防衛)でやっても、おもしろおかしいで終わっちゃうから」
と言ったという。
防衛といえば、次の小渕内閣改造のとき(99年、自自公連立)、当時の実力者、村上正邦参院議員会長が、
「自由党の扇千景さん(前参院議長)を防衛庁長官にしたらいい」
と強く推したが、小渕恵三首相は、
「少数党から登用するのは、アメリカの信頼を損ねる」
と渋り、実現しなかった。このいきさつは、村上の新著「我、国に裏切られようとも」(講談社刊)にくわしい。
そして、今年7月、安倍内閣で小池百合子が女性初の防衛相に。やはり新著「女子の本懐−−市ケ谷の55日」(文春新書)で、小池は短命大臣の内幕を赤裸々に明かした。
新著紹介みたいになったが、こうみてくると、女性政治家と防衛は縁が深い。刷新のためには、当分防衛相を女性のポストにするのも一案かもしれない。
野田の「不器用」に戻る。意外だったのは、小泉純一郎元首相の評価だ。
2年前の夏、野田は郵政民営化法案に反対し、小泉の強引な衆院解散と刺客作戦によって無所属の選挙戦を強いられた。復党までの苦難の日々、いまも公認問題で揺れている。
小泉が野田の政治家運命を変えた。にもかかわらず、
<学ぶところがあった>
と言う。それは、
<自分が成し遂げたいと思う気持ちを突き詰めて、総理大臣になったということです。郵政民営化をしたい、ただその一念だった。
総理は推挙されてなるなんていうのはだめで、これをやるためには総理しかない、そのくらいの覚悟でなければなってはいけないのだと、小泉さんと血みどろになって戦った私は思うのです。
もうひとつ、政治の非情を身をもって学びました……>
と野田は振り返っている。
この1年、小泉政権が色濃く尾を引いていた。功罪の両論に割れ、参院選の自民党惨敗も、そのからみで論じられた。結果としてねじれ国会が年を越す。
一方で、野田のような小泉評価もあって、興味深い。何のために首相になるか、<ため>も大事だが、<何>の是非がもっと大事である。(敬称略)=毎週土曜日掲載
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岩見隆夫ホームページhttp://mainichi.jp/select/seiji/iwami/
[新世紀人コメント]
女性総理になる気が”満々”でギンギンだな。
コイズミに学ぶとコイズミの様に転落するでしょうな。
塩爺が言った言葉の「お嬢ちゃん、元気?」は果たしてセクハラなのかな?
このジジイは古い人間だから、若い女?の人への気の利いた話し方が出来ないだけなんじゃないのか?
塩爺がセクハラの柄かい?
古賀じゃああるまいし。いや、古賀兄さんは男らしい?から、そんなせこい事はしないだろうな。
セイコは権力欲が逞しいからいざとなれば船も乗り換えるでしょう。
しかし男性を凌ぐ女性政治家は出てこないものであろうか?
例えばヒラリーのような人物は日本ではやはり無理なのかな?
有能ならば男でも女でも構わないのだが。
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