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軍国主義者がつくった利権政党が「自由・民主主義」を標榜するのに、抵抗するどころか、丸乗りしてきたツケを、これから日本国民は払わせられる事になる。
自らの犠牲を伴わずに与えられた民主主義のツケ。あげればキリが無いが、例えば、過労死、ワーキングプアもその一つ。
以下の金大中氏の発言は、民主主義の原点を確認するうえで特に重要な論点を含んでいる。
また、待ち望まれる北東アジアの冷戦終結のために日本の果たすべき役割についても的確な指摘がされている。
「本当に日本の民主主義を強固で揺るぎないものにしたいのなら、国民の努力と犠牲によって民主主義が育つということを前提にした運動が必要 」
雑誌『世界』1月号 金大中インタビューから抜粋
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・・・韓国人は民主主義のために血を流しました。多くの人が殺されたし、数千数万人の人が家産を破綻させ、就職もできず、監獄の中で青春の時を五年も十年も過ごしたのです。そういう苦しみの中で民主主義がしっかりと定着したのです。
東京大学の姜尚中教授が韓国に来て、私に日本の右傾化が心配だと言った時、私は、「民主主義はトマス・ジェファーソンが言ったように、人民の血と涙で成り立っている。我々が血と涙と汗で作りあげた韓国の民主主義は、どんな独裁者も、どんな強力な政府も、これを崩すことはできない。日本は敗戦によって自らによらず民主主義をアメリカによって与えられたが、今、そのツケが出始めているのではないか。あなたたちが本当に日本の民主主義を強固で揺るぎないものにしたいのなら、韓国あるいはアメリカやヨーロッパのすべての人がそうしたように、国民の努力と犠牲によって民主主義が育つということを前提にした運動が必要だと思う」と、多少、干渉がましいことを言いました。
私は本当に、日本を大切に思い、心配する一人の友人として、日本の皆様方が民主主義について、我々やアメリカ、ヨーロッパの経験から教訓を学んでいただきたい思います。
・・・六十年以上も北と外交ができなかったことは、日本にとっても決して名誉なことではありません。どうすればこの問題を解決できるのか。決着をつけられるのか、これを感情的にならずにやっていく必要があります。
北にも中国やベトナムのように発展させる機会を与えなければなりません。これが東アジアの本当の安定への道ですし、過去に植民国家だった日本には、北の今日の状態に対して、責任が一部あるのですから、償いや支援もしなければなりません。
日本は道徳的に高い国になっていき、世界から評価されることが重要だと思います。そうなる一つの方法としても、北との関係を柔軟な態度で解決していくことがいいのではないかと思います。
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