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小沢代表国会より選挙応援、大阪へ直行
民主党の小沢一郎代表(65)が11日、衆院本会議で行われたテロ新法案の再議決を、採決直前に退席した。向かった先は大阪市。府知事選で推薦する熊谷貞俊氏(63)の応援で商店街を練り歩いた。応援演説は上機嫌だったが、退席の理由に触れられると無言で車に逃げ込んだ。“負け戦”の再議決より、まだ望みがある与野党対決を優先させた格好だが、党内外の評判は最悪。政権交代を掲げた看板に、小沢氏は新年早々自らミソをつけた。
法案成立の瞬間、本会議場に小沢氏の姿はなかった。採決の約5分前、議場を後にした。しまらない状況に、どよめく民主党。与党側から「本心は(政府案に)賛成じゃないのか」と、福田康夫首相(71)と大連立を模索した小沢氏を皮肉るやじが飛んだ。
小沢氏は空路、大阪市に飛んだ。もともと決まっていた府知事選の応援で、新党日本の田中康夫参院議員(51)と心斎橋筋の商店街を練り歩いた。予定時間を過ぎて到着。遊説予定を10分以上オーバーして、子供を抱き、写真撮影に応じ「熊谷さんの他に適任な候補はいないと思い、お願いに参った」と笑顔で話した。
取材には「府政を変えたいという府民の意識は強い」と、上機嫌で語った。途中で打ち切られたため、記者が「なぜ採決を棄権したのか」と追いすがっても、小沢氏は無言。「本会議には出たよ」と言い訳した。
小沢氏周辺は「投票後に出発の予定だったが、間に合わないと判断した」と説明。しかし、熊谷氏陣営は小沢氏が予定に遅れても大丈夫なように、余裕を持った日程を組んでいた。鳩山由紀夫幹事長(60)は「望ましいことではないが、与党の暴挙を府民に訴えるため公務で向かった」とかばったが、小沢氏は演説で法案に触れなかった。
小沢氏は、本会議欠席の多さで「国会軽視」と批判されてきた。この日は、政府の法案が数の論理で成立する日で、小沢氏には負け戦。それを見るより、勝敗が決していない府知事選を優先させたのか。それとも、政府を追い詰められない身内にプッツンしたのか。
剛腕の信用はがた落ち。「野党第1党党首として無責任」(共産党の志位和夫委員長)「57年ぶりの暴挙なのに退席は理解できない」(社民党の福島みずほ党首)「国会議員としての最低限の責務を果たしていない。情けない思いだ」(町村信孝官房長官)。党内からも「代表がこれでは党がまとまらない」との批判が出た。そんな状況で訴える小沢氏の政権交代は、有権者に受け入れられるのか。
[2008年1月12日8時40分 紙面から]
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