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今朝はまず4時半頃に目が覚めた。ニュースをみたがまだ今日何を書こうか決まらなかった。ベッドの中で見ていたので寝入ってしまった。8時頃また目が覚めた。しかし、まだPCに向かう気になれなかった。そのままベッドの中でテレビをみながらウトうとしていた。午前10時からNHKの『ネットワーク54』で金沢に住んでいるジャズシンガーのドキュメンタリーをやっていた。癌と闘いながら歌い続けている女性の話であった。彼女は「生きている限り歌いつづけたい」といっていた。私は気を取り直し、シッカリと着込んで机に向かいPCを開いた。
いつもやっていることだが、まず私のホームページにあるアクセスカウンターをみた。155万0450であった。今日の午前0時にチェックした時、それは155万0041であった。この11時間(深夜と早朝は当然のこととしてきわめて少ない・・・)で409増えていた。私のWebサイトをみている人でホームページから入ってくる人は全体の13%しかいない。常連の人たちは永田町徒然草新着などから入ってくる。これを Entry Page といい、そのデータをフォローしているものがある。ということはこの11時間で3146アクセス(409÷0.13=3146)があったということである。
今日は全国的に天気が悪いようである。東京も曇り空でいつもより寒い。私がなかなかPCに向かえなかったのは寒さのせいもあるが(笑)、昨日のことをどう書いたらよいか考えがまとまらなかったからである。アクセスした方々は昨日のことを私がどう書いているかに最大の関心があったと思う。新テロ特措法案が衆議院本会議で再可決されたのは、昨日(2008年1月11日)午後2時ちょっと過ぎであった。それから家にいる時はほとんどのニュースはみてきた。夜にはどうしても出なければならない新年会があったので出かけたが、午後10時前には帰えりそれ以後のニュースと報道番組はフォローした。どの番組でももちろん新テロ特措法案の再可決のことをトップで扱っていた。
私は昨日の永田町徒然草を「政党や政治家の今日の行動の仕方(正しい意味におけるパフォーマンス)を注視し、瞼に焼き付けておきたいと私は思っている」と結んだ。ニュースなどをいくら注意してみても、そのところがいまひとつハッキリ摑めないのである。小沢民主党代表が大阪府知事選の応援に行くために衆議院本会議を途中で退席したことくらいしか報じていないのである。あとは勝ち誇ったような自民党幹部の顔が映るくらいである。私の気持ちはどうもスッキリしない。兎にも角にも57年ぶりに国会で起こったの出来事なのである。本当にこんなことでよいのだろうか。
しばらくして私はようやく気付いた。自公“合体”政権にやられたなぁー、と思った。それは薬害C型肝炎救済法案を同じ日に成立させられたことである。自民党の国体筋の職人が新テロ特措法案の再可決を際立たせないために仕組んだのであろう。民主党の国体筋はこのことに気付いていたのだろうか。多分気が付かなかったのだと思う。気が付いていれば参議院の議院運営委員会は野党が多数をもっているのだから、そうさせないことはできた筈である。ニュースや報道番組をみているとトップは新テロ特措法案だが、それと同じくらいの時間を薬害C型肝炎救済法案の成立に割いていた。現代の政治戦は、こういう点まで配意して行わなければならない。
私の頭にこびり付いているのは、福田首相の「(新テロ特措法案は)少なくとも国会においては理解されたということだ」という言であった。福田首相はこれまで世論の動向をみて再議決に付すかどうか慎重に判断したいといっていた。この間の世論調査などをみると、インド洋における給油に賛成という意見は減少している。国会の議論や政府広報は功を奏していない。賛成と反対はすでに逆転している。ということは、国民は理解・賛成していないということである。衆議院で自公“合体”政権が多数をもっていることは2ヶ月前も同じである。それなのに「少なくとも国会においては理解された」というのは、間違いである。福田首相は平気でこのような“嘘”をいう。だから私は“口から出まかせの政治家”だというのである。
もうひとつ私の耳にこびり付いているのは、自民党の三役経験者が語ったという「これだから衆議院の解散は当分しないほうがいい」という言である。それが誰であるかは私にも判らない。しかし、自公“合体”政権の与党議員は全部そう思っているのだろう。相変わらず“ねじれ、ねじれ”といわれているが、“ねじれ”の最大の弊害は、自公“合体”政権が衆議院で化け物のような議席をもっているところにある。この議席さえなければ、新テロ特措法のように国民の意思に反する法律が成立することはなくなる。昨日の出来事でこのことを国民はシッカリと胸に刻んでおくことが必要である。大事な日なのにupdateが遅くなったことをお詫びする。
それでは、また。
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