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小沢代表に批判の嵐、国会より府知事選【日刊スポーツ】
http://osaka.nikkansports.com/news/p-on-tp6-20080112-306223.html
民主党の小沢一郎代表(65)が11日、衆院本会議で行われた対テロ新法案の再議決を採決直前に退席し、大阪府知事選の応援に向かった。大阪では、民主党などが推薦する熊谷貞俊氏(63)への支持を訴え、繁華街を練り歩いた。選挙戦については上機嫌で答えたが、退席の理由に触れられると無言で車に逃げ込んだ。与野党対決選挙の応援とはいえ「国会軽視」と、党内外から批判が出ている。
法案が再議決された瞬間、本会議場に小沢氏の姿はなかった。採決の約5分前、議場を後にした。どよめく民主党。与党側からは「本心では(政府案に)賛成じゃないのか」と、大連立構想のさなかにある小沢氏に皮肉のやじが飛んだ。
小沢氏は、大阪に向かった。もともと決まっていた府知事選の応援で、新党日本の田中康夫参院議員(51)とともに心斎橋筋商店街(大阪市中央区)を練り歩き、熊谷氏の支持を訴えた。到着は予定時間を過ぎていたが、遊説時間を10分以上過ぎても、子供を抱き、写真撮影に応じた。「熊谷さんの他に適任な候補はいないと思い、お願いに参った」と頭を下げた。
取材には「府政を変えたいという府民の意識は強い」と上機嫌だった。しかし途中で打ち切りに。記者が「なぜ採決を棄権したのか」と追いすがっても、小沢氏は無言。「本会議には出たよ」とだけ答えた。
小沢氏周辺は「投票後に出発の予定が、間に合わないと判断した」と説明。しかし熊谷氏陣営は本会議後に東京を出ても大丈夫なように、余裕あるスケジュールを組んでいた。
鳩山由紀夫幹事長(60)は「望ましいことではないが、与党の暴挙を府民に訴えるため公務として向かった」と釈明したが、小沢氏が演説で法案に触れることはなかった。
民主党が参院で目指した継続審議は、他の野党の反発で断念。ふがいない身内への不満か、再議決という“負け戦”より、与野党対決の府知事選をてこ入れしたかったのか。小沢氏の行動には「野党第一党党首として無責任」(共産党の志位和夫委員長)「57年ぶりの暴挙なのに退席は理解できない」(社民党の福島みずほ党首)と評価は散々。党関係者も「これでは党がまとまらない」と嘆く。
町村信孝官房長官は「国会議員としての最低限の責務を果たしていないのではないか。情けない」と突き放した。かねて本会議欠席の多さを批判されてきた小沢氏。「国会軽視」のまま訴える政権交代に、有権者の理解は得られるのだろうか。
[2008年1月12日10時28分 紙面から]
【ワヤクチャ】小沢はもう党首やめれば?こんなんで勝てないよ。民主党員しっかりしろ!戦争屋の小沢と前原を民主党から叩き出せ!
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