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2007.12.6(その1)
森田実の言わねばならぬ[774]
平和・自立・調和の日本をつくるために【561】
国会は出直すべし――臨時国会は12月15日に閉会し、自民、民主両党とも頭を冷やし仕切直しして出直すべきである
「小を専らとして大を失うこと莫(なか)れ」(『金言童子教』)
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臨時国会の状況は目を覆うばかりである。悲惨ですらある。与野党のリーダーは些細なことにこだわり、大局を見失っている。醜態である。
国会は2007年7月29日の参議院議員選挙に示された民意を尊重し、民意に従って国会運営を行うべきであるにもかかわらず、些細なことにこだわり、自民、民主両党とも愚行を重ねている。頭を冷やすべきである。
衆議院では自民・公明連立与党が多数、参議院では民主党など野党が多数――この状況を、マスコミは「ねじれ国会」と呼んでいるが、この呼び方は改めるべきだろう。むしろ、いまの状態を正常なものと認めるべきである。
衆院と参院の多数派が異なる状況を、これからは自然な状況と認めて、国会のこの構成で、いままで以上に国民の信頼を得る国会運営を行わなければならない。この臨時国会を新事態への「学習国会」と捉え、教訓を学ぶべきである。
各政党指導部に考えてほしいことがある。結論から言うと政党組織の分権化である。
まず、衆議院の指導部と参議院の指導部を対等なものにし、各院のことはそれぞれの指導部にゆだねるのがよい。
その上で、各院の議員組織を分権化することだ。最終的には、各委員会ごとに小指導部をつくり、各委員会の運営をそれぞれの小指導部にまかせるのがよい。
それぞれの党の指導部の仕事を、総合調整と選挙活動に集中すべきである。
今回の民主党の失敗から民主党は教訓を学ぶべきである。
第一に、参議院のことは参議院民主党にまかせることだ。参議院のことを衆議院側が口を出し指揮するようなことは今後やめるべきである。
第二に、国会のことは可能な限り現場にゆだねるほうがよい。
第三に、国会運営の基本は話し合いである。喧嘩ではない。
第四に、マスコミを気にしないことだ。マスコミに煽られて行う国会騒動は、よい結果をもたらさない。
給油問題は国政全体からみると些細な問題である。日本の国政が取り組むべき中心問題は、国民経済であり国民生活である。自民党も民主党もこれを忘れてしまっている。
新テロ特措法は廃案にすべきである。福田首相が、ブッシュ大統領との関係で、廃案が困るのであれば継続審議にすればよい。そして長時間、棚上げすればよい。通常国会で廃案にすればよいのである。民主党など野党も、果てしない抗争を絶つために、少しくらいは妥協してもよいと思う。ゆっくりやればよいのである。
とにかく、政治を大局に立って運営してもらいたい。政府も与党も野党も頭を冷やして、出直すべきである。
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