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2007年12月 5日 (水)
額賀財務相の「アリバイ」発言で深まった疑惑
http://hasiramatu0605.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_2397.html
疑惑まみれの額賀福志郎財務大臣に対する国会での証人喚問は、参議院で野党だけの賛成で一度は成立したが、「証人喚問」という重要な問題は、全会一致が原則であり、民主的な慣例を破る数の横暴で決める性格の問題でないとして、その後、共産党などが態度を改めたことで中止になった。だからと言って額賀氏の疑惑が晴れたということではない。むしろ、疑惑が深まっているのが真相だ。防衛省前事務次官の守屋氏の証人喚問で宴席に同席した政治家の名前として久間、額賀両氏の名前が上がった。これに対し額賀氏側は昨年12月4日の「アリバイ」として、同日の宴席のあったといわれる時間帯には、「別の勉強会に参加していた」として写真まで示して「アリバイ」を取り繕った。ところがこの勉強会というのがくせ者で、すでに東京地検特捜部の捜索を受けた「日米平和・文化交流協会」の事務所で行なった勉強会だ。この団体の秋山直紀常勤理事と同席していたという。この人物こそ政界と軍需産業を結びつけるパイプ役であり、日米軍事利権のフィクサーと言われる男だ。もし守屋証人の証言がウソで額賀氏はこの勉強会にいたと言うのなら、より疑惑の濃い人物と同席していたということになる。「アリバイ」転じて額賀=秋山の親密さが浮き出た格好になった。こうして額賀氏は、山田洋行元専務の宮崎容疑者との宴席問題、山田洋行オーナーの娘の結婚式の「お車代」20万円の受け取り、山田洋行が額賀氏のパーティー券代220万円分購入とか、さらに太田述正元仙台防衛施設局長が「額賀氏から特定業者を入札で指名するように圧力があった」という証言問題もある。額賀氏はとぼけているが、大田氏は局長時代の業務のための詳細な日記に基づいて告発したとして「絶対の自信がある」と語っている。防衛族議員のドンである額賀氏ゆえ、国民は限りなくクロに近い判断を下すだろう。さあ、どうする額賀さん。
もう一つは、福田首相が今年3月まで「日米平和・文化交流協会」の理事を務めていた問題で、昨日の参院外交防衛委員会の席上、共産党の井上哲士議員が取り上げたところ、首相は「実はこの協会がどういうものかよく知らない」と答弁したそうで、これにはまったく驚く。「よくわからない」でどうして理事なんか引き受けるのか。同協会には企業会員には三菱重工、川崎重工、三菱電機、石川島播磨、富士通、伊藤忠、三菱、住友商事などズラッと軍需産業・商社が並び6年間で4兆7979億円の受注がある。そして政治家、防衛当局が一堂に会して、情報収集や兵器の売込みまで行なう場なのだ。そのために年に何回も日米の双方で「日米安全保障戦略会議」を開いているのだ。その際の政治家の訪米費用の大部分が軍需企業などのお抱えになっていることを井上議員は指摘した。福田首相も00年の会議には訪米して参加している。「そのときの費用は」と聞かれて「7年前のことまで思い出せと言われても難しい」と答えるサマだ。
ところが「勉強会には一度出たが、キャピトル東急で昼だった」とか「官房長官時代にレセプションがあったが、これも2、3分のスピーチをしてすぐ帰った」など、同協会との関係を否定する内容だけは鮮明に覚えているようだった。うまく惚けますなあ。ですから額賀氏と、「日米平和・文化交流協会」の黒幕である秋山直紀常勤理事の2人はどうしても全会一致で証人喚問するべきである。これだけ黒々だから今度は自公も反対できないよ。
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