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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20071202/20071202_011.shtml
大規模農家に支援が集中する農業政策の見直しを求めて1日、県内の農業者ら約3700人が過去最大規模の生産者大会とデモ行進を福岡市で行った。県農政連と県内JAグループの主催。参加者は「豊作でも赤字になる農政はおかしい」などと政府を批判。大会は自民党の古賀誠選挙対策委員長ら同党の県選出国会議員の多くも出席した。
政府は本年度から生産性向上を目的に、コメや麦、大豆などの大規模農家(耕地面積4ヘクタール以上)に補助金を出す「品目横断的経営安定対策」を始めた。これに伴い、不作時に補助金を手厚くするなど算定方式が変更されたため、小規模だけでなく、大規模な農家でも収量が増えても収入が減るケースが相次いだ。
このため、麦産地の筑後地方などの農家から不満が噴出している。
「県農業危機突破生産者大会」と銘打った大会では、国や県に(1)品目横断対策の見直し(2)米価下落を防ぐコメの需給調整の確実な実施(3)世界貿易機関(WTO)などの貿易交渉で譲歩しない‐などを要請。「この難局を農業者自らの知恵や工夫と“協同の力”をもって打開する」との決議を採択し、博多区の冷泉公園から中央区天神までをデモ行進した。
一方、天神の西鉄福岡(天神)駅前などでは、県内の酪農家ら約50人が飼料費の高騰などで厳しさを増す酪農経営の現状をアピール。「きいてください!いま、日本の牧場がピンチなんです」と書いたのぼりを掲げ、昨年から県全体の約7%に当たる183戸の酪農家が廃業した事実を訴え、通行人に牛乳の消費拡大などを呼びかけた。
=2007/12/02付 西日本新聞朝刊=
2007年12月02日11時06分
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