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【関連】地に落ちた青雲の志 学生時代『公のために働く』 守屋容疑者
(東京新聞)2007年11月29日 夕刊
前防衛次官汚職事件で、収賄容疑で逮捕された守屋武昌容疑者(63)は学生時代、国に尽くそうと熱い思いを周囲に語っていた。青雲の志はいつから腹黒い欲望に塗りつぶされていったのか。防衛省の体質もあぶり出す捜査が期待されている。
守屋容疑者は宮城県塩釜市出身で、父親は故守屋栄夫・初代塩釜市長。地元の中学から仙台一高に進み、一九六九年三月に東北大法学部を卒業した。大手運送会社に就職し、札幌支店で一年間働いた後、七一年に旧防衛庁に入った。学生時代から国づくりへの関心が高く、友人に「将来は公のため、国のために働きたい」と繰り返し語っていた。
中学時代は生徒会長を務めた。先輩の男性は「多弁な方ではないが、リーダーシップはあった」と振り返る。
仙台一高ではボート部のキャプテン。同級生の間では「おっとりした感じで、目立つタイプではなかった」との声がある一方、「決断が速く、旅行の計画を立てるときにはてきぱきと決めてくれた」と話す人もいる。
大学の同窓生の六十代男性は「豪胆で公正な男。業者との付き合いも情報交換の一環と受け止めていたようだが、脇が甘かったのかもしれない。不正はないと信じたかったが…」と語った。
故郷の塩釜市では、二〇〇三年八月の防衛事務次官就任時などに地元の自衛隊関係者が講演会と祝賀会を開き、三百人以上の出席者が詰め掛けた。
関係者によると、次官退官を受け、十二月に慰労会を開く計画があったが、今回の問題で立ち消えになったという。
今年六月には、陸上自衛隊幹部自衛官の同窓会誌に「防衛省の発足に思う」とのテーマで一文を寄せた。好きな言葉として、日露戦争中の陸軍少佐の「兵汗を拭(ぬぐ)わざれば、拭(ぬぐ)うべからず。兵食わざれば、食うべからず…」を紹介。「私たち幹部はこの言葉を深くかみしめる必要があります」とつづっていた。
偽名変えゴルフ継続
防衛専門商社「山田洋行」の元専務宮崎元伸容疑者(69)が昨年六月に同社を退社した後、防衛省前事務次官の守屋武昌容疑者夫婦も、それまで使っていた偽名を変更して宮崎容疑者からゴルフ接待を受けていたことが分かった。宮崎容疑者も退社後、「湊一郎」の偽名でプレーするようになり、互いに癒着の発覚を防ごうとしたとみられる。
関係者によると、守屋容疑者は約十一年前から宮崎容疑者とゴルフを始め、山田洋行の関連会社が経営する千葉県や埼玉県のゴルフ場などで、今年四月までに三百回以上、ゴルフ接待を受けた。このうち半数以上の接待を夫婦で受けていたとみられている。
宮崎容疑者の山田洋行在職中は、守屋容疑者が「佐浦丈政」、妻幸子容疑者(56)は「松本明子」の偽名でプレーしていた。宮崎容疑者の退社後、夫婦も別の偽名でプレーし始めたという。
守屋容疑者は先月二十九日に行われた一回目の証人喚問で「(宮崎容疑者と)けんかして半年ぐらいゴルフをやらなかった時期があった」と証言したが、実際にゴルフをやらなかった期間は一、二カ月だったとされる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007112902068374.html
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