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Re:れんだいこのカンテラ時評349 れんだいこ 2007/12/01 14:23
【11.30日付毎日新聞社説を称賛する】
2007.11.30日付け毎日新聞社説「前次官の功罪 小泉元首相の感想が聞きたい」
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20071130ddm005070023000c.html
は誰の手になるものか分からないが、久しぶりの出来の良い社説のように思うので採り上げる。
社説の歯切れが良い。守屋武昌前防衛事務次官の責任のみならず「次官在任期間が異例の4年余に及んだことの責任」を問う。「歴代長官、大臣にも問題があったのではないか」と云う。次のように述べている。
「守屋容疑者が次官として君臨した期間は、03年8月から今年8月末までの4年1カ月である。次官は2年が相場と言われる中央省庁にあっては突出して長い。これに先立ち、02年1月には官房長から防衛局長に昇格している。この期間の特徴は、日本の防衛政策の重大な転換点をいくつも含んでいることだ。
まず01年12月、旧テロ対策特別措置法に基づくインド洋での給油活動が始まった。03年6月には長年の懸案だった有事関連3法が成立し、イラク復興特措法の成立(同7月)、ミサイル防衛システム導入の閣議決定(同12月)と続いた。さらに守屋次官時代の大仕事には、在日米軍再編の日米合意(06年5月)がある。
一見して明らかなのは、これらの政策転換が小泉政権時代に集中し、守屋容疑者はその実現に奔走することで実力次官としての地歩を固めていったことだ。特に小泉純一郎元首相の懐刀であった飯島勲元首相秘書官を後ろ盾にし、再編協議では外務省をしのぐ影響力を発揮したと言われる。
ならば、小泉元首相は事件を受けて結果責任をどう考えるのか。なぜ彼を重用し続けたのか。検証作業の一環としてぜひ感想を聞かせてほしいものだ」。
「ところが、同会議は守屋容疑者の続投方針をあっさりと追認してきた。小泉官邸はそれを後押ししたのか。飯島元秘書官は閣僚候補に対するいわゆる「身体検査」で勇名をはせたのに、前次官については何も情報がなかったのか。これも元首相に聞いてみたい」。(引用、転載以上)
民主が守屋問題から額賀問題に向かってずっこけているのに比して、この社説士のように守屋問題から小泉問題へ関心が向かうのが本来の感心の向かい方だろう。社説士のこの問いは自然に導き出されるものだが、最近の言論はこのように明確に語ることをしない。そういう意味で、本来はそれほど評されるほどではないのだが相対的に新鮮である。マスコミの言論がこの程度の事が云えない変な時代に入っている事を情けなく思う。それを突き破ったこの社説は額縁に飾られるに値しよう。
社民がダメ、共産がダメな中では民主に期待する以外に無いのだが、それにしても民主のお粗末さが際立ちつつある。鳩山が妙な立ち回りしている気がしないでも無い。それはともかくれんだいこは、野党の自民党内ハト派に対する追撃が厳しく、タカ派に対するそれが大甘な習性を疑惑している。こたびもそのような動きをしている点で、出来レースの臭いを嗅いでいる。深い嘆息しかない。
2007.12.1日 れんだいこ拝
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れんだいこ 人生学院
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/
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