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http://blog.goo.ne.jp/longicorn/e/1ea7dd5c094c08ea072961e136ec2f18 から転載。
小沢信奉者はどうするのだろう。【花・髪切と思考の浮游空間】
2007-11-21 07:00:21 / 政治・経済
先日の朝日新聞インタビュー(*1)につづいて、この報道だ。
政権交代真理教。PPFV BLOGさんがこう呼んでいたが、これは真理をよくとらえている。
政権交代というのならば、交代の前後に脈絡があってはならないだろうが、小沢氏が福田首相との密談で大連立を確約し、(民主党)役員会で否定されたものの、考えはまちがっていなかったとあえて小沢氏がのべているというのに、いまだに小沢氏にエールを送る人を私は理解できない。小沢氏、あるいは民主党と自民党とどこがちがうのか。小沢氏で政権交代をと今も謳う人は、これを説明しないと小沢氏を支える根拠そのものがなくなってしまう。
政権交代はじめにありき。だから真理教。
山口二郎、森田実、いずれも政権交代の旗を振ってきたが、彼らは、この矛盾にさすがに気づいたらしく、大連立が報じられたとき、自民党と通じた小沢氏の「変節」にかみついた。そうして、政権交代至上主義の彼らの、いちおうの筋は通ったかにみえた。けれど、復帰した小沢代表があらためて「考えはまちがっていなかった」とのべた今、こんどはこれをどう説明するのか。
彼らの論理でいえば小沢を除く民主党を小沢は一旦は裏切ったはずであったし、彼を民主党が受け入れた以上、小沢が「改心」したというほかはない。ならば、今回と発言とつじつまはあわないではないか。
そもそも、山口や森田の立脚点がまちがってはいないのか。民主党と自民党は異なるのではなく、政局によって、彼らの態度は現実に左右に揺れる。対決軸があるのではない。
その証拠に、小沢氏は政権交代はいう、あるいはいってきたが、どこをどのように自民党の政権から変えるのか、はたして国民の前に明らかにしていない。深い疑問が残る。
鳩山氏のこの発言は、いまの自公政権を牽制するくらいの意味にすぎないと私はみるが、鳩山氏が民主党幹事長としてのべないといけないのは、明確な政権交代のプログラムにほかならない。そこをはっきり示すべきだ。自民党からどのように変わるのか、それを国民は知りたいのだ。
朝日のインタビューで政権に共産党は入れないと堂々といった小沢氏、そして今回の記事の小沢氏は、もう自民党そのものではないか。
小沢信奉者はむろん、政権交代論者の迷走と混迷は続く。
*1;http://www.asahi.com/politics/update/1116/TKY200711150399.html(ウェブ魚拓)
PS;福田・小沢密談でいったい何が「合意」されているのか、ここが気になるところです。自衛隊派兵恒久法はもちろんでしょうが、消費税増税をふくめて福田政権に課せられた課題は少なくとも話になっていると推測するのです。
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