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http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007111910_all.html から転載。
額賀、山田洋行と５０億円契約…献金疑惑も浮上
防衛疑惑で野党側の集中砲火を浴びる額賀財務相＝１９日午後１時３２分、国会
額賀福志郎財務相（６３）は１９日午後の参院決算委員会で、防衛専門商社「山田洋行」に、０２年から０７年の間に計２２０万円のパーティー券を購入してもらっていたことを明らかにした。同社の元専務、宮崎元伸容疑者（６９）との宴席については「調べたが出てこない」と改めて否定した。額賀氏が防衛庁長官時代、同社は防衛庁（当時）と総額５０億円の随意契約を結んでいた。野党は額賀氏の説明に納得しておらず、証人喚問を要求する方向だ。
防衛省の守屋武昌前事務次官（６３）の証人喚問後、初めて国会答弁に立った額賀氏。民主党の白真勲議員から「山田洋行側から政治献金やパーティー券を購入してもらった事実はあるか？」と聞かれ、「０２年から０７年の間に、パーティー券を計２２０万円を購入してもらっている。いずれの会も１０枚、２０万円。社会的問題となり、すべてを返還した」と語った。
政治資金規正法では、２０万円以下のパーティー券購入元については、収支報告書に記載しなくてもいい。
ただ、大臣規範では「国民の疑惑を招きかねないような大規模なパーティーの開催は自粛する」とされているが、額賀氏は２度目の防衛庁長官だった０５年１０月から翌年９月にかけて、政治資金パーティーを４回開いている。山田洋行もパーティー券を購入している。
これについて、額賀氏は「１００人前後が集まる朝食会であり、大規模ではない。大臣就任前から定期的に開催してきた」と説明したが、白議員は「毎回７００人ぐらいにパーティー券を売り、１４００万円以上の利益を得ているのに、来るのが１００人前後とはおかしい。大臣規範に違反するのではないか」などと指摘した。
注目された山田洋行の元専務、宮崎氏との宴席については、額賀氏は「守屋氏の証言後、昼夜を分かたず調べたが、宴席に同席したとの記録はなかった」と否定。ただ、守屋氏とは２、３回のゴルフをしたことは認めた。
一方、額賀氏の２度目の防衛庁長官時代、山田洋行が防衛庁（当時）と２０件の契約（中央調達分）を結び、その総額が５０億円を超えることが分かった。すべて随意契約だった。
防衛省の資料によると、山田洋行は次期固定翼哨戒機および次期輸送機エンジンシステム（１２億５５００万円）やＣＦ６−８０Ｃ２Ｂ６Ｆターボファン・エンジン（約１２億２７８８万円）、航空機用維持部品（約７億７８４０万円）、ミサイル警報装置（約２億６３９５万円）など、計約５０億３７００万円を契約していた。
ZAKZAK 2007/11/19
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