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貧しさを作り出す政治とか混合診療とか(とむ丸の夢)
昨日1日のうちに、叔父との会話と友人との電話でのやりとりで、期せずして貧しい時代の日本のことが共に話題に上りました。
同い年の友人は、わが家の子どもとも同い年の子どもを持っています。
私たちは年齢的にもう先が見えてるよね。これから何十年も生きれるとは思わない。 だけれど、子供たちのことを考えると、心配なのよね。
あの子たちは、これから何十年も生きていかなけりゃならないしね。
自然とかの環境も大事だけれど、生活そのものが心配よね。
これからどうなちゃうんだろうね。
私たちが求める生活なんて慎ましいものよね。
昭和30年代に育った私たちは、貧しい生活も知っているものね。
でも、子どもは豊かになった日本の生活しか知らないもの。
これからの日本人の生活が心配だよね。
昔、「パパは何でも知っている」なんかの米国のホームドラマを見てすごいなあ、と思ったけれど、今は私たちがそんな生活しているものね。
等々といった友人の言葉。
どうもこれからの日本人の生活はこれまでのように上昇一点張りとはいきそうもない、そんな気がする、というのが友人と私に共通した認識でした。それで、貧しくなった日本に子供たちが耐えられるか、と友人は心配するのでした。
ところがところが、同日同じような話しが80を過ぎる夫の叔父との会話でも出たのです。退院するのに付き添った後、いっしょに食事をしながら話題になった昔の話し。
十代で結核に感染、発病して、戦時中はかつての馬小屋で寝かされていたという話はこれまでもたびたび聞いています。戦争の時代を寝て過ごしながらもどうにか生き延び、戦後のマイシンの治療に間に合って健康を回復。他人はもちろん、自分も予想しなかった長寿を得た人です。ペースメーカーも入れてるから、もう心臓では死ねんなぁ、と笑います。
その叔父が、いくら昭和30年代に育ったからといっても、戦前の貧しさは想像できんよ、と言います。それほど日本という国の貧しさは、凄まじいものだったらしい。
そういえば、2.26事件に関係した兵士たちの身上書の一部が埼玉県史別冊『2.26事件と郷土兵』の続編に載っていました。そこにあったほとんどは小学校卒の学歴に「極貧」や「貧」の家庭環境。それでも、あまりのことにワンランクさばを読んで記入されているため、実際はもっとひどい状態だった「貧」は「極貧」と考えるのが妥当であるといいます。となると、「極貧」は「極極貧」あるいは「超極貧」となるのでしょうか。
そんな貧農の師弟たちは、今でも一部残る麻布3連隊のモダンな鉄筋コンクリートの建築にさぞ驚愕したことでしょうし、白いご飯を食べて、「皇軍」の一員になったことをかみしめていたかもしれません。
そんなことを考えていると、いいえ、貧しくなってはいけない、貧しくなるのが時代の流れだ、等と考えてはいけない、と思いました。
コイズミ純一郎は「カイカク」を推進するとき、真面目な国民に「米百俵の精神」を説き、「痛みに耐えろ」と吠えました。
そうした中でしわ寄せは弱者にきて、痛みに耐えきれない人たちの怨嗟の声が日本中で聞こえるようになりました。
貧しさを作り出してはいけない政治が、貧しさを許し、唱道したともいえる
「カイカク」。
カイカク幽霊がまだ大手を振って歩いてる、の感を強くしたのが、規制改革会議の「混合診療全面解禁」を12月にまとめる第2次答申に重点事項として盛り込む方針」という決定。
7日に東京地裁であった、混合診療の原則禁止を制度としている国側に対する違法の判決です。「現政権にノー」のsee21さんも書かれています。「保健医療への外資進出の怖れ」です。
「混合診療を原則として禁止する国の政策を違法とする初めての司法判断を受け、規制改革会議は全面解禁を求めることにした」といいます。
前々から囁かれていた混合診療がいよいよ 政治日程にのぼってきましたね。
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