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【防衛利権 蜜月の構図】問われる説明責任 守屋氏証言、食い違う双方の主張
(中日新聞)2007年11月17日
防衛省の守屋武昌前事務次官が15日の証人喚問で、防衛専門商社「山田洋行」元専務との宴席に、自民党の久間章生元防衛相、額賀福志郎財務相が同席していたと証言したことで、野党は追及を強め、特に現職閣僚の額賀氏に照準を定めた。久間、額賀両氏は「記憶にない」と事実関係を否定し、守屋証言と大きく食い違う。両氏は説明責任が問われている。 (原田悟)
守屋氏の証言によると、久間、額賀両氏と元専務の宴席は別々に持たれ、額賀氏とは事務次官在任中の「一昨年ぐらい」に東京・神田の料亭で会食した。
守屋氏は宴席の目的を、元米国防総省日本部長の「ジェームズ・アワー氏が来日した時」と説明。参加人数は「何人か集まった」とあいまいで、主催者もはっきりしないものの、料亭への到着順は守屋氏、元専務、額賀氏だったと明確に説明し「額賀氏が最初に帰った」とも述べた。
守屋氏は久間氏よりも、額賀氏との宴席を「はっきり覚えている」と断言した。
守屋氏は、10月29日の前回喚問では、宴席に参加した政治家を「防衛庁長官経験者」とするにとどめ、実名の公表は「その人に迷惑がかかる」と拒否。15日も途中までは証言を拒んでいたが、執拗(しつよう)な追及に折れる形で口を割った。
議院証言法に基づく証人喚問は、証人が虚偽の証言をした場合、3月以上10年以下の懲役に処すと定めている。守屋氏の説明が虚偽なら、偽証罪が適用される。
守屋氏証言から一夜明け、閣議に向かう額賀財務相=16日、国会で
一方、元防衛庁長官の額賀氏は実名が挙がる前から宴席参加を否定し、16日の記者会見でも日程記録を調べた結果として「会食の形跡はない。記憶にない」と強調。「守屋氏、元専務から接待を受けた覚えはない。3人で会食をしたことはない」と明言した。
ただ、額賀氏は、別の人たちを交えて会食した可能性は「答えられない」と言及を避け「もうちょっと調査していきたい」と述べた。
額賀氏は、2005年に山田洋行オーナーの家族の結婚式に招待された。招待状を持参した元専務が「車代」として額賀氏側に20万円を置いていき、代理出席した額賀氏の妻が祝儀名目で全額返還している。額賀氏も元専務と面識があることは認めている。
額賀、久間両氏の説明責任については「日程表をチェックし、自ら進んで記者会見などで説明すべきだ」(伊吹文明自民党幹事長)、「国会の委員会や会見などあらゆる機会を通じて積極的に、精密に説明することが大事だ」(太田昭宏公明党代表)と、与党からも要求の声が上がっており、両氏は対応を迫られている。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/ntok0011/list/200711/CK2007111702065109.html
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