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http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20071117-284035.html
民主党の鳩山由紀夫幹事長(60)は16日、防衛省の守屋武昌前事務次官(63)が、防衛商社「山田洋行」元専務宮崎元伸容疑者(69)との宴席で同席したと暴露した額賀福志郎財務相(63)について、同氏が出席する委員会にテレビ中継を入れ、国民に質疑を見せる作戦構想を明らかにした。野党が主導権を握る参院で、19日の決算委員会に「テレビを入れようではないか、という話がある」と述べた。財政金融委員会でも追及する。「それでもらちが明かないなら、証人喚問、問責決議(の選択肢)が出てくる」。現職閣僚の額賀氏をターゲットにし、追い詰める作戦のようだ。
守屋氏は15日の証人喚問で、額賀氏との会合を「はっきり覚えている」と発言。また宮崎容疑者も周辺に、額賀氏、久間章生元防衛相(66)と同席したことがあったと認めたことが分かった。鳩山氏は「守屋氏のみならず、宮崎容疑者も同じ発言をしている以上『記憶にない』では済まない。喚問を通じて出た疑惑をまず解明する」と述べ、与党が求める新テロ対策特措法案の審議入りは「12月に入らないと難しい。国民も当然理解してくれると思う」と、さらに遅れるとの見方を示した。与党が会期再延長に踏み切れば「やればやるだけ攻める材料が増える」と、引かない構えだ。
額賀氏は16日、「可能な限り日程(の記録)を調べたが、会食の形跡はなく記憶もない」とあらためて同席を否定し、引き続き調査する方針を示した。しかし法案の行方も左右されるだけに、「自ら進んで記者会見などで説明すべき」(伊吹文明自民党幹事長)と、身内からも厳しい声が相次いでいる。
[2007年11月17日7時26分 紙面から]
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