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止まる?解散風 自民領袖、火消し躍起/町村派は「大連立」勉強会
11月16日8時2分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071116-00000065-san-pol
衆参ねじれ国会により、早期解散の可能性も取りざたされる中、形勢不利とみた自民党は各派重鎮を通じて「解散はない」と一斉にアナウンスを始めた。解散阻止の切り札として、頓挫した自民、民主両党の大連立構想を再び動かそうという動きもある。しかし、すでに多くの議員が次期衆院選に向け、臨戦態勢に入りつつあり、解散風は簡単には収まりそうもない。
最大派閥の町村派は15日午後、都内のホテルで急遽(きゅうきょ)勉強会を開いた。テーマは「大連立構想」。講師に、選挙制度に詳しい東洋大の加藤秀治郎教授を招き、ドイツなどを例に大連立の意義や可能性、問題点などを説いた。
福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表の2度の党首会談によりクローズアップされた大連立構想は、小沢氏が辞任騒ぎの末、再び対決姿勢を打ち出したため、頓挫してしまったが、国会審議を進めるための切り札であることは変わりない。
党首会談の仕掛け人の一人とされる町村派代表世話人の中川秀直元幹事長は「二大政党と連立は矛盾しないし、大政翼賛会でもない。未知の領域では、非常識を常識にしていく努力が必要だ」と大連立への未練をにじませた。
大連立構想が再び動きだせば、政策協議が始まり、「解散封じ」にもつながる。早期解散しても与党が衆院で3分の2議席を占める現状を維持することは難しいだけに、解散は得策ではないとの判断もあるようだ。
しかし、50人の出席議員からは「民主党の大衆迎合主義になびいてよいのか」「ねじれ国会だから連立というのはよくない」など消極的な意見が続いた。
党首会談後、与野党議員は次々に地元入りし、ポスターを刷るなど臨戦態勢に入りつつある。「これ以上動きが続けば、解散モードは止まらなくなる」とベテラン議員らは不安を隠さない。
「首相官邸は解散をまったく考えていない。皆さんに伝えてください」
町村信孝官房長官は15日午前、自民党の二階俊博総務会長らに次々に電話し、こう語った。昼に各派閥が総会を開くことを念頭に各派領袖に沈静化を求めたようだ。
これを受けて、派閥離脱中の党3役を含め、各派領袖は総会で早期解散を強く否定した。
伊吹文明幹事長は伊吹派で「自民党は求めて解散の引き金をひくことはない。民主党がゴタゴタしているから自民党に有利だとかケチ臭い考えは毛頭ない」。津島雄二元厚相は「一部に解散断行を言う向きがあるが、そういう議論は時期尚早だ。今日はそのことをはっきり申し上げる」と断言。これまで解散・総選挙を否定しなかった山崎拓元副総裁も「いま解散を論ずることははばかられる。福田首相の専権事項だ」と述べた。
ただ、政府・与党が今国会で成立を目指す新テロ対策特別措置法案の参院審議のメドは立たないうえ、守屋武昌前防衛事務次官の疑惑は政界にも広がりかねず、先行きの不透明感は増すばかりだ。
各派領袖も「解散はない」といいながら、「衆院議員は常在戦場だ」「選挙準備を怠るな」とハッパをかけ続けており、若手・中堅議員には「どっちが本当だ」と困惑が広がっている。
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最終更新:11月16日8時57分
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