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少し古いが、友人から送られてきた藤原新也氏のブログより、小沢一郎氏に関しての文章。
やはり日本の政治家も、アメリカの政治家同様にプロから演技指導を受けるのだろうか(笑)。
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http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php?mode=cal_view&no=20071106
2007/11/06(Tue)
このポカは習性という他はないな
小沢がシナリオを描いていたというのはとんだ過大評価だった。
そこまで権謀術数に長けた男ではなかったということだろう。
小沢が土壇場でポカをやることは金丸信の東京佐川急便の闇献金問題のおり、その参謀として、世論を読みきれなかったばかりか、上申書を出すまで弁護士も立てていない、そして時効のかかっていた時期すら見誤る、という初歩的なミスをおかして、金丸を塀の中に落としてしまった、というあの”事件”に象徴的に現れているわけだが、人間というものは学習をするわけであり、あれから15年、当時50歳の壮年が65歳の老獪であるべき年齢に達したわけだ。
少しは進歩しているかと思っていたが、また大ポカをやらかした。こういうのは宿命というのか、一種の身についた性格、素性のようなものかも知れない。
人間、素性を修正するということはなかなか難しいということだろう。
小沢一郎という人はあのごつい顔のせいでコワモテ、豪腕、という言い方がされるが、もとを質せばいまは花盛りの小泉、安部、福田、麻生、と同じ世襲議員、二世議員のひとりである。写真家の私の目から見るなら二世議員の特徴と言えば”顔をつくる”ということだ。
ときおり小沢はぐっとコワモテ風に顔を作る。
小泉は作りすぎるほど作ったし、安部に至ってはカメラ目線などと、まるでタレントのように衆を意識したパフォーマンスをやらかして評価を下げた。福田は一見ポーカーフェイスだがやはり、一瞬コワモテ風に顔を作ってしまう。
こういった顔で小技をきかしてすぐ表情が読めてしまうスケールの小ささというのは二世議員の特徴で、吉田茂、池田隼人、大平正芳、田中角栄といったかつての大物政治家にはなかったことだ。
田中角栄がカメラ目線などといってカメラを見つめながらコメントする図というのは考えられないことであるし、大平に至ってはぬーぼーとした牛が寝そべっているようで、一体何を考えているのかすらわからなかった。
そういう意味では保守革新ともボクちゃん止めますと、すぐ職務を放り出してしまう軟弱なリーダーをいただかなくてはならない平成の民は不幸と言えば不幸である。
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http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php?mode=cal_view&no=20071105
2007/11/05(Mon)
シナリオだろう
選挙出馬の人選をし、出馬要請をする場合、その前に探り(品定め)を入れるという手続きがある。
何年か前に民主党にその探りを入れられたことがある。
私の「東京漂流」のファンで一度ぜひ会ってほしいという民主党の議員が私の同郷ということもあって、会ったのだが、案内された料亭に行って、様子が違っていた。即座にこれは探りだとわかった。そこには当の議員の他、長老風の他、何人かのお目付け役のような議員が同席していたのである。
私は政治音痴を装い、つまらぬ座談でその場をしのいで帰ったのだが、その席に居た議員がまあそこそこの人間であったとしても、たかが知れていた。堅物というか冗談が通じないのである。品定めされる側が逆に品定めした格好だ。
マスコミに出る民主党の議員も口だけ達者でそこそこの人間に過ぎないが、見たこともないような民主党の若手議員の中には小泉チルドレンと甲乙をつけがたいくらい有象無象の馬鹿がいる。
小沢はこういった民主党に見切りをつけ、シナリオを書いたんだと思う。
もしまだ彼に国政に対する情熱があるのなら、近いうちに民主党を割って出るのではないか。
それしか残された道はないからだ。
密室政治はイカンというような建前論議だけにうつつを抜かしていると本質が見えなくなる。
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