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山田洋行、PKO物資調達で裏金 3千万円捻出
http://www.asahi.com/national/update/1114/TKY200711140366.html
2007年11月15日08時02分
軍需専門商社「山田洋行」の米国子会社元社長・秋山収容疑者(70)=業務上横領容疑などで逮捕=が、中東での国連平和維持活動(PKO)に絡む物資調達業務の利益約3千万円をイスラエル事務所から米国に送金させる手口で裏金を作っていたことが関係者の話でわかった。東京地検特捜部は、同事務所幹部らから任意で事情を聴いた。
この裏金は日本に送金され、山田洋行元専務の宮崎元伸容疑者(69)=同=が守屋武昌・前防衛事務次官(63)の接待費などに使っていた疑いがあるという。
15日には参院外交防衛委員会で、山田洋行の米津佳彦社長の参考人招致と守屋前次官に対する証人喚問が行われる。裏金作りや接待の実態も質疑の焦点になりそうだ。
山田洋行関係者らによると、山田洋行子会社の米国法人「ヤマダインターナショナルコーポレーション」(YIC)のイスラエル事務所(テルアビブ)は、自衛隊がシリアのゴラン高原でPKOを開始した96年から、部隊の食料品、炊飯器具、浴槽などの生活物資を調達する業務を請け負った。請負代金は現地の部隊から米ドルで支払われていた。
イスラエル事務所幹部は、秋山元社長から指示を受け、この代金の一部の米ドル紙幣を他の郵便物に入れるなどして、当時は米ニューヨークを拠点にしていた秋山元社長に送金。また、同事務所幹部が渡米する際に現金を持参していたという。金額は日本円に換算して年間数百万円ずつとなり、02年ごろまでに総額約3000万円に上った。
秋山元社長は、受け取った現金を自ら管理していた裏金専用の銀行口座にプールしていたとされる。この裏金は日本に送金され、宮崎元専務が守屋前次官らへの接待費に流用していた疑いが持たれている。
米国子会社の裏金作りは約30年前から続けられ、これまでに役員報酬名目などで捻出(ねんしゅつ)された資金総額が5億円以上に上っていたという。
ゴラン高原でのPKOでは、国連から要請を受けた日本が96年、輸送隊などを派遣。現在は第24次隊が派遣中で、これまでの派遣人員は陸上自衛隊を中心に延べ約1100人に上っている。
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