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政界再編引き金? 派閥横断型の勉強会 中川昭・麻生氏 反主流ジワリ
11月14日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071114-00000073-san-pol
安倍晋三前首相と盟友関係を結び、「ANAライン」と言われた自民党の麻生太郎前幹事長と中川昭一元政調会長。先の総裁選で麻生氏が福田康夫首相の対抗馬となったため、反主流派に転落したが、ジワジワと地下水脈を広げつつある。ただ、衆参ねじれ国会で与野党攻防が続く中、“見せ場”を作るのは至難の業だ。政界再編が取りざたされる政界の混乱期を迎え、麻生氏らは台風の目になりえるのか−。(大谷次郎)
「安倍前内閣が目指したように、守るべきものは守るためにも、賞味期限が切れたものは改革していなねばならない。それが真の保守主義だ」
中川氏は13日、都内のホテルで派閥横断型の勉強会発足に向けた準備会合を開き、保守勢力の結集に強い意欲を示した。
会合には、島村宜伸元農水相らベテランから若手まで15人が出席。郵政民営化に反対し、無所属を続ける平沼赳夫元経産相も駆けつけた。
近く設立趣意書や規約を作り勉強会を正式に発足。各派に広く賛同者を募り、定期会合を開き、憲法改正や教育再生、外交・安全保障、エネルギー政策などを幅広く議論していく考えだ。
しかし、派閥色がにじむこともあり、賛同者の出足はいまひとつだ。中川氏は「次は麻生首相を自分の力で作っていきたい」と明言していることもあり、「勉強会に参加すると反主流のレッテルを張られるのでは」(若手)との声も上がる。
民主党が攻勢をかける中、存在感を出しにくい事情もある。新テロ対策特別措置法案に安倍氏が職を賭すとした以上、政府・与党執行部が法案成立を目指す限り、批判しようがないためだ。
首相と民主党の小沢一郎代表の党首会談も「密室謀議で大連立を勝手に決めようとした」と批判できなくもなかったが、最大の合意点が自衛隊海外派遣のための恒久法制定だったため動きを封じられた。しかも、民主党は小沢氏の辞任騒ぎに発展し、大混乱に陥ったため、反主流勢力は最後まで出る幕はなかった。
ただ、福田政権が、北朝鮮による拉致問題で対話路線に急に舵を切ったり、人権擁護法案や夫婦別姓など民法改正などを推し進めれば、中川氏の勉強会が反対派の牙城となる公算が大きい。これらの問題は民主党も二分しかねず、平沼氏の新党構想も相まって政界再編の引き金を引く可能性も捨てきれない。
13日、本会議に久々に顔を見せた安倍氏の動きも焦点となる。安倍=麻生ラインは健在で、中川氏、甘利明経産相、菅義偉前総務相ら先の総裁選で麻生氏支持に回った議員らとも緊密に連絡を取り合っているという。
こうした動きについて、麻生氏は「反主流派の強みはヒマなことだな」と笑い、表だった言動を控え続ける。早期解散もささやかれる中で次なる一手を練っているようにも見えるのだが…。
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最終更新:11月14日11時34分
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