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さて、腐れ脳味噌の基地外政府が日本の医療を崩壊させようとしているのは、連日お伝えしている通りな訳ですが、小泉が郵政民営化でそうしたように、その欺瞞が国民に気付かれるその前に、医療制度の全てを改悪してしまおうと、基地外カイカクの速度を速めている模様です。
医療費定額制、中堅病院も・厚労省方針
厚生労働省は病気ごとに標準的な医療費を定める「定額払い方式」の普及を加速するため、2008年度から対象病院を拡大する方針を固めた。大学病院などの大病院を中心に導入を認めてきたが、一般の中堅病院も対象とする考えだ。定額制の病院に前年度並みの収入を保証する制度は09年度末で廃止し、医療費の抑制を図る。
診療報酬は医療行為を積み上げて算定する「出来高払い方式」が基本で、必要性の低い検査や投薬などで報酬をかさ上げする過剰診療が起きやすい。これに歯止めをかけるのが定額払い方式の狙いで、患者負担も軽くなる。病院にとっても本当に必要な医療行為だけを行って効率化を進めれば、コストが減って利益が大きくなる。
(2007年11月11日 日経新聞)
ま、そもそも、命をコストなどという概念で測る事自体、基地外の向う側の人間がする発想な訳で、その時点で普通に却下な訳ですが、それでは流石に芸が無いので、、この「定額払い方式」の何が問題なのか、愚物なりに考えてみたいと思います。
取り敢えず、まずは、この方式はどういうものなのかと言うと、今までの診療が、例えばAという検査をしたら○○円、Bという治療を施したら○○円、でその合計が保険から医療機関に支払われていたのに対して、この「定額払い方式」では読んで字の如く、○○病なら○○円、××病なら××円、と、決まった料金しか医療機関に支払われない、という方式です。
これの何が問題なのかと言うと、例えば、今年の3月に、こういうニュースがありました。
医療費:定額病院の治癒患者減少、4.84%に−−厚労省調べ
厚生労働省は14日、1日の医療費を定額とするDPC(入院費包括払い)を試行・準備している731カ所の病院について、06年7〜12月に退院した約85万人の追跡調査結果(中間報告)をまとめた。03年度から試行している82病院は、06年の平均入院日数が02年の20・37日から16・83日に減るなど入院日数は短縮したが、「治癒」した患者の割合は12・51%から4・84%に落ち込み、長短両面の影響が表れた。
通常、医療費は治療をするほど膨らむ出来高制だが、DPCは1日の医療費を手術料などを除いて定額とし、医師にムダな医療をさせない仕組み。入院日数減による医療費抑制を目的に03年度から始め、毎年試行病院を増やしている。
平均入院日数をみると、04年度から導入した62病院でも、03年の15・97日から14・36日に減っており、厚労省は「入院医療の効率化が進んでいる」と分析している。
しかし、同じ病気で6週間以内に再入院した人の割合は、03年度に始めた病院の場合、02年の2・54%から4・63%へ約倍増。日本医師会は「入院させていても収益があがらず、十分な治療をせずに退院させている可能性がある」と指摘している。
(2007年03月15日 毎日新聞)
こういう社会問題においては、他の大マスコミよりは多少は頑張っている感のある毎日新聞ですが、所詮は創価に聖教新聞を刷らして貰って生計を立てている身分なので、基本的には良い方向であるかのように書いている訳ですが、「十分な治療をせずに退院させている可能性がある」どころか、「治癒した患者の割合は12・51%から4・84%に落ち込み」「同じ病気で6週間以内に再入院した人の割合は、03年度に始めた病院の場合、02年の2・54%から4・63%へ約倍増」と、明らかに十分な治療をせずに患者を放りだしている痕跡を見る事が出来ます。
如何に医療は奉仕の精神で行うべき事業と言えども、赤字が続けば倒産してしまうのは当たり前の事で、そういう事をすればこういう結果になるのは当然の事だと言えるでしょう。
大体、そもそもが、同じ病気だからと言っても、基本的に体が丈夫な人間と弱い人間、その他、単純な食生活や体質などでも治療法というのは違ってくる訳であり、同じ病気だかと言って、全てが全て、平均的な治療だけで治癒する筈がありません。
また、この他にも、この「定額払い方式」には、例えばAという病気、呼吸器系の病気だとしましょうか、この病気で入院している時に少し心臓の調子がおかしいとなった時、この患者さんが循環器系の診療を受けても、その分の治療費は出ない事となっているという問題があります。
そうなると、入院しているにも関わらず、何故か、具合が悪いところの検査を受ける事が出来ない、という事にも繋がっていきます。
これが、医療という分野に、銭の事しか考えていない阿呆の財怪塵が、深く考えもせずに「市場原理」を導入した結果という訳です。
そして、更に問題なのは、このように明らかに、誰の目から見ても問題があるとしか思えないこの制度を、阿呆で基地外の糞ボケ政府は、更に広めていこうとしているという事です。
その先に待ち構えているものは、入院期間20・37日→16・83日、治癒12・51%、4・84%、同じ病気で再入院2・54%→4・63%。
こういう傾向が更に強まるとともに、日本全国に広がっていくという、実に何と言うか、救いの無い世界です。
古代ギリシアの医師ヒポクラテスは、「いかなる患家を訪れるときもそれはただ病者を利益するためであり、あらゆる勝手な戯れや堕落の行いを避ける。女と男、自由人と奴隷のちがいを考慮しない」と語っています。
これが、その精神に則っているか否か、考えるまでも無く分かりますね。
そして、この精神を貫こうとした真面目な医師は、「経営努力が足りない」として駆逐されていく事と相成る訳です。
本当に、反吐が出そうな程の鬱苦死忌国ですね。
こんな狂ったカイカクを断行して、祖国を粉々に、木端微塵に叩き潰そうとしている国賊は、一刻も早く権力から引き摺り降ろし、然るべき裁きを与えるべきでしょう。
「或る浪人の手記」から
http://restororation.blog37.fc2.com/blog-entry-1002.html
関連資料
国民皆保険なんかぶっ潰して民間保険で金儲けに天下り三昧(「大和ごころ。ときどきその他」から)
http://www.asyura2.com/07/senkyo44/msg/103.html
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