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重い保険料負担に喘ぐ老女の姿(-_-)(「どーゆーこっちゃ…!! 私は絶対にだまされないゾ」から)
http://www.asyura2.com/07/senkyo43/msg/993.html
投稿者 忍 日時 2007 年 11 月 05 日 00:34:05: wSkXaMWcMRZGI
 

先日、
市役所に開設されている地域保健福祉課の窓口で、
重い保険料負担に喘ぐ老女の姿を目撃しました。


古びたカーディガンを纏った60歳を過ぎていそうな初老の女性が、
使い古したがま口財布を握り締め、
見下したような態度で応接する窓口職員に詰め寄って、
涙ながらにこう訴えていたのです。


老  女    「私がパートで稼げるお金は月に12万円が限度です。
         その中から1万円を捻出するのもひと苦労なのに、
        毎月3万円も健康保険料を徴収されたのでは
        生活していくことができません」


搾り出すように発せられたその弱々しい声には、
苦しい日々の生活に疲れきった徒労感すら漂っていました。


福祉課の職員「そうですか…。
        月に3万円すら納められませんか…。
        では仕方ありませんね。
        あなたの健康保険証を返却して頂くことになります。
        その代わり、
        ‘資格証明書’というのを発行しますので…」


何ら表情を崩さず、
淡々と手元で事務処理を進める窓口職員。


老 女    「‘資格証明証’になったらどうなるのですか?」


福祉課の職員「毎回の受診時には、
       病院の窓口で一旦医療費の全額を支払ってもらって、
        その領収書をこちらに提出すれば、
        自己負担分以外の治療費部分をお支払いします」


慌てて老女は言葉を返します。


老 女    「私は乳がんの抗がん剤治療と放射線治療、
        それに加えて透析治療も受けているので、
        毎回の治療費はあまりにも高額で
        全額を立て替えることはできません。
        資格証明証にされてしまっては、
        私はこれまで続けてきた治療行為を
        中断しなくてはならなくなります。
        何とかなりませんか?」


福祉課の職員「何とかならないかと言われてもねぇ…。
       健康保険制度はあくまで保険だから、
        お金がない人は加入できない
        というのが基本的な考え方になっているからねぇ。
        で…、
        今日はいくら納められるのですか?」


この言葉を発したあと、
窓口で対応していたその職員は突如として立ち上がり、
厳しい目線を老女に浴びせかけました。


老 女    「生活費を切り詰めて、
       何とか…、
        何とか2万円を捻出してきました」


職員は呆れた口調で…、


福祉課の職員「2万円しかないのですか?
        困ったなぁ…、
        たったそれだけでは、
        これまで滞納してきた保険料に充てることもできませんよ。
        でもまぁ…、
        その2万円はいただいておきましょうか。
        それでも‘資格証明証’への切り替えは免れませんよ」


老 女    「えっ!? 待ってください!
       せめてあとひと月、
        待ってもらえませんか?
        来月までにはあと3万円を何とか工面いたしますから…。
        いま治療を止めてしまったら、
        今までの努力がすべて水の泡です」


一筋の涙が老女の頬を伝いました。


福祉課の職員「あのね…、
       何度も言っているけど、
        健康保険というのは
        保険料を払っている人のためにあるもので、
        お金が払えない人には脱退してもらうしかないんですよ。
        民間が扱っている他の保険を見ても、
        みんなそうなっているでしょ?」


老 女    「そ…、そんなぁ…。そんなぁぁ…」


老女は溢れ出る涙をハンカチで抑え、
言いようのない悔しさに声を震わせます。


しかし、
そんな老女の姿を目にしても、
職員の態度はさらに厳しさを増すだけでした。


福祉課の職員「とりあえずその2万円は徴収しますね。
        はい、これが領収書で、こっちが資格証明書。
        滞納している分と毎月の保険料が
        支払えるようになってからこの窓口に来てください。
        そうしたら元の保険証を再発行してあげましょう」


ここでその老女は、
カウンターに投げ出された資格証明書を鞄に押し込め、
涙で濡れるハンカチで顔を覆ったままその場を立ち去りました。


その一部始終を目撃してしまったこの私が、
どのような情念を抱いたかについては
最早説明するまでもないでしょう。


私は、
資本主義システムのすべてを否定するつもりはありませんし、
過激な左翼思想に傾倒しているわけでもありません。


しかし、
生活苦が漂う弱々しい手つき涙を拭っていた
その老女の後ろ姿を目の当たりにしたとき、
この国の根幹に対する疑念が、
揺るぎ無い確信となって改めて私の胸を引き裂きました。


 この国は何かが狂っている。


 下層に喘ぐ弱者といえども、
 彼らは必死で生きるために働いている。


 月収12万円の人間から
 税金以外に3万円も健康保険料を徴収するだと…?


 その金額の価格合理性は何処にあるというのか。 


 しかも、
 この国の権力者どもは
 そんな持たざる弱き者から
 この上さらに金を毟り取ろうとしている。


 何が‘消費税率17%’だ…!


 ふざけるな…!


 官僚の天下り、特殊法人や行政独立法人、利権談合公共事業…。


 弱者から搾り取った税金で、
 一体どれだけの寄生虫どもが甘い汁を吸っていることか。


 がんに侵されている病人が、
 まともな医療も受けられないようなこの国の、
 一体どこが先進国だというのか。


 ‘テロ特措法新法’?
 
 ‘福田自民と小沢民主の大連立’?


 そんなのどーでもいいんだよ!


 「テロ特措法新法が通せないなら衆議院解散」だと?

 そんなくだらないことを理由にして、
 政局を混乱させるようなことはするな。


 いまこの国で必死で生活のために足掻いている弱者が、
 まともな医療が受けられなくて命を縮めているのだ。
 
 そういう悪しき現実を糺していくために、
 政治という統治機構が存在しているのだろうが…!


 大体、
 医療の相場というのは何故こんなにも高価なのだ?


 一般に妥当とされている医療費というものに、
 本来的な価格合理性というものがあるのか?


 まず、
 そこから考えなければならないだろうが…!


 与党議員どもよ…、
 テロ対策だの、F22購入だのと、
 本来は優先順位の低いテーマなのに、
 それを意味あり気なイシューに仕立て上げて
 さも重大な仕事に取り組んでいるように見せかけているが
 私に言わせれば笑止千万もいいところだ。


 昨年一年間で、
 一体どれほどの妊婦が
 産婦人科をたらい回しにされたと思っているのか。


 医療の現実は、
 その国の民度を率直に物語るバロメーターでもある。


 一部が特権階級が弱者の富を収奪して、
 下層に喘ぐ者たちが
 まともな医療にもかかれないようなこんな平和偽装国家など、
 その基本的な成り立ちからして
 歪み切っているとしか言いようがないではないか。


 特権階級意識しか醸成できないなら、
 いっそ東京大学などなくしてしまえ!
 
 官僚の天下りを完全に根絶しろ!

 

 天下りの旨みがなくなっても
 「それでも国民国家のために汗を流したい」
 と思うような人間しか公僕として採用するな!


 区官庁などの窓口に行けばすぐに直感できるゾ!


 あそこに座っているのは、
 自己保身と特権階級意識に溺れる餓鬼であると…。
 
 ああいった連中の存在こそ、
 公務員の採用制度そのものに問題があることを
 如実に示すメルクマールとなっている。
 


皆さん、
テレビなどで大声を張り上げている
政治評論家は誰もアナウンスしませんが、
総理大臣が安倍晋三から福田康夫に交代したことで、
この国では明らかに‘政権交代’が起こりました。


選挙の洗礼を一切受けていない福田首相は、
少しは前任者の意向を汲むものと思っていたのですが、
今までの彼の発言を聞く限り、
全くそのつもりはないようです。


特に、
我々国民が最も警戒しなければならないのは、
総理大臣が福田康夫になってからというもの、
「公務員制度改革」

に対するオペレーションが消滅してしまったことです。


何度も言いますが、
この日本における最大の政治イシューは「官僚による天下り」、
つまり、
官製利権談合構造という醜悪なリゾームに根ざしています。


官僚の傀儡と化している福田康夫よりも、
手段は間違っていても、
そこに目を向けていた安倍晋三の方が遥かにマシでした。


もう一度言いますが、
総理が安倍晋三から福田康夫へ代わったことで、
日本の政権政策は大きく方向転換したのです。


「小泉、安倍のように、
 福田康夫も同じ自民党出身の宰相だ」
などと捉えていたのでは、
福田内閣の実態を正しく読み解くことはできません。


誤解しないで下さいね。


私は「小泉・安倍が正しかった」と言っているのではありません。


福田康夫のような‘分かっていない男’が総理になったことで、
「この国はこれまで以上に、
 さらにもっと悪い方向へと進むことになるだろう」
と警鐘を鳴らしているのです。


健康保険を奪われたあの老女は、
明日からどう生きていけばいいのでしょうか?


がんを患った身でこの国の制度を呪いつつ、
死の恐怖に震えながら、
過酷な労働に従事することになるのでしょうか?


彼女がこんな憂き目に遭うのは、
彼女自身に金を稼ぐ能力が備わっていなかったからですか?


社会の公的扶助に縋りながらでしか生きられないような人間は、
いっそ消えてしまった方がいいというのでしょうか?


かつて全盛の極みにあったホリエもんが
六本木ヒルズのエレベーターの中で、
同乗していたマスコミ陣に対して言い捨てた言葉が
今更ながらにこの胸をえぐります。


 「‘金がすべてじゃない’なんて言って、
  金を稼ぐことを甘く見ているような人間は
  いずれ大変な目に遭いますよ」


ホリエもんのこの発言は、
自分が金の亡者であることを告白するものではありません。


彼はただ、
日本という社会システムは、
金という前提がなければ何も駆動しないという
身も蓋もない素朴な現実を言葉にしているだけなのです。


この日本という国では、
‘命’ですら金で買わなければなりません。


金さえ払えば夢のような贅沢な暮らしが手に入るし、
本来であれば、
近づくこともできないような美女の性を購入することもできます。


だけど、
本当にそんなあり方でいいのでしょうか。


そんな社会システムを整えることで、
我々人間は本当に幸福になれるのでしょうか。


私は、
あの老女を襲った悲劇から目を逸らすことはできません。


「やはりこの社会は何かが狂っている…」、
そんな思いだけが繰り返しこの胸にこみ上げてきます。


「どーゆーこっちゃ…!! 私は絶対にだまされないゾ」
http://ameblo.jp/msz006zdragon/entry-10053806277.html

財務省は医者を抹殺し医療を崩壊させる
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