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UPDATE5: 福田首相が打診した連立、民主は拒否を決定・小沢代表が電話で通告
(ロイター)2007年 11月 2日 22:35 JST
*町村官房長官のコメントなどを加えて再構成しました。
[東京 2日 ロイター] 福田康夫首相と小沢一郎民主党代表が2日、国会内で党首会談を開き、その席で福田首相は民主党との連立を打診した。民主党は小沢代表が党本部に自民党の提案を持ち帰り、役員会を開催して協議した結果、連立提案を受け入れないことを決定。小沢代表は2日夜、受諾しないことを福田首相に電話で伝えた。
この結果、政局は一気に緊迫することになり、給油新法の国会審議の行方によっては、衆院の解散・総選挙の可能性も浮上する展開となってきた。
党首会談の終了後、小沢代表は党本部に戻り、役員会を開催して自民党の打診について協議した。その結果、役員会では自民党の提案を受け入れず、拒否することを決定。民主党幹部によると、その理由として、大連立に踏み切れば、参院選で民主党が第1党になった民意に反することになる、との結論に達したという。
役員会終了後、小沢代表は記者団に対して「(民主党)役員会で反対多数であったため、(連立は)受諾できないと、福田首相に電話で伝えた」と述べた。
また「役員会のみなさんは、政策協議に入ること自体も反対の考えの人が多かった」と語った。
民主党の拒否決定について、町村信孝官房長官は官邸内で記者団に対して「ずいぶん早く(民主党は拒否を)決めましたね。福田首相も真剣に国を思い、国を憂えて(連立を)提案したと思う。それに対する答えとしては、そんなに早く、しかもノーで、率直に言って意外であり残念だ」と述べた。
民主党の結論が出る前の段階で、福田首相は記者団に対し「状況打開のための話し合いをし、政策を実現するための体制を作る必要がある。新体制を作ることもいいのではないかと話をした」と語った。
また「今の国会の情勢、政治情勢、この状況を打開しなければならない。国民生活のこともあり、国の政治が止まってよいのかという観点から、状況打開のために話し合いをした」と指摘した。
伊吹文明幹事長は記者団に対して、民主党が連立を承諾するなら「政策協議機関を設置して、滞っている政策を実行する」とし、その点が連立を作るポイントであると指摘した。
伊吹幹事長は民主党の拒否が決まる前の段階で、小沢代表の持論である国連が承認したかたちでの自衛隊の海外派遣を可能にする恒久法について、政府・与党サイドでも検討する、と述べていた。
ただ、いわゆる大連立を民主党が拒否したため、給油新法の成立のメドは全く立たなくなったとみられる。また、その他の法案審議も難航することが予想され、福田政権は極めて困難な政治状況に直面したといえる。
政権運営が難航を極めれば、解散・総選挙の時期が前倒しになることも予想され、政局は一気に緊迫の度を増してきた。
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK004516420071102
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