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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10053427842.html から転載。
2007-10-31 21:11:53
gataro-cloneの投稿
渦中の山田洋行元専務“逮捕覚悟”の激白120分/彼が明かした政治家の名前【サンデー毎日】
テーマ:軍事問題(集団的自衛権、基地問題など)
「防衛省の天皇」とまで呼ばれた守屋武昌前事務次官(63)が絶体絶命だ。受注業者からのゴルフの接待などが暴露され、国会の証人喚問で追及される一方、捜査のメスが迫る。そんな中、守屋氏を接待漬けにしていた山田洋行元専務で、日本ミライズ社長、宮崎元伸氏(69)が、本誌の直撃に重い口を開いた。その衝撃的中身とは――。
こういったリードで「サンデー毎日」11月11日号の、山田洋行元専務との直撃インタビュー記事は始まっている。
逮捕を覚悟した宮崎氏は現在、任意で特捜部のエース、森本宏検事の調べを受けている。軍事商社の山田洋行が内紛で二つの会社に分裂し、航空自衛隊の次期輸送機(CX)の新型エンジンの納入を巡って争いを繰り広げたことがコトの発端。総額1000億円の利権を巡る内紛を解明しようとして捜査が始まった(東京地検関係者)。
会社分裂は宮崎氏によると、オーナーの山田正志氏が親会社の不動産会社が多額負債を抱えたため、子会社である山田洋行の身売りを画策し始めたことから始まった。社員の9割が会社存続か独立して新会社を設立してほしいと望んだため、オーナーの山田氏と交渉を始めたが不調に終わり、新会社「日本ミライズ」が設立された。
それ以後、CX用エンジンの納入を巡って両社間での激しい争いが繰り広げられ、宮崎氏ら日本ミライズ社側は山田洋行に損害賠償請求を起こされるまでに至った。
だが、この7月に米メーカーのゼネラル・エレクトリック(GE)社が、代理店に日本ミライズを指名し、情勢ががらりと変わった。GEを長年担当してきた人間が山田洋行から日本ミライズに移り、GEが過去の信頼関係から日本ミライズを代理店に指名した、と宮崎氏は言う。つまり宮崎氏によると、守屋前事務次官との関係で代理店になれたとの報道は、見当違いも甚だしいということになる。
それでは守屋前事務次官との関係はどのようなものだったかというと、宮崎氏はこんな風に語っている。
約23年前にあるパーティーで知り合い、その後夫婦で食事をしたりして最初は妻同士が仲良くなり、つきあいは次第に家族ぐるみへと発展した。まもなくゴルフ接待も始まった。山田洋行のグループ会社が経営する埼玉や千葉のゴルフ場での接待は100回以上に上る。守屋氏の妻も同伴することが多く守屋氏は毎回1万円を払っていた。
宮崎氏は仕事を離れた家族ぐるみの付き合いを強調するが、守屋氏が官房長時代の00年4月に、利害関係者との麻雀やゴルフなどの遊興を禁じた自衛隊員倫理規定が施行されたが、なんとそのとき宮崎氏はゴルフをするときの偽名を二人につけたという。守屋氏は「佐浦丈政」、妻は「松本明子」だった。守屋氏の次女がアメリカに留学する際にも宮崎氏が何かとべんぎをはかったのは、報道されているとおり。
宮崎氏は「ビジネスについて守屋さんに何か具体的に依頼したこともないし、現金や有価証券を渡したこともない」と言い切る。
だが捜査関係者は、今年度から原則競争入札になったにもかかわらず守屋氏はミライズと随意契約するよう部下に迫り、“天の声”を発動したととられても仕方がない、と指摘する。
対して宮崎氏は、特捜部の狙いは宮崎氏や守屋氏ではなくもっと大きなところ、と意味深長な発言をする。さすれば狙いはやはり永田町。
ある政界関係者によれば、山田洋行と親しいと言えば田村秀昭元参院議員というのが常識らしい。
その田村氏について宮崎氏はこう語る。田村氏は防衛大一期生で空将にまで上り詰めた。故金丸信氏が防衛大出身の立候補者を探していて、それを聞いて宮崎氏が田村氏を紹介した。突然の立候補で資金のない田村氏に山田洋行が2億円ぐらい用立てた。7月に政界を引退した田村氏は山田洋行顧問就任が有力視されている。
守屋氏が暴露する政治家は…
宮崎氏は田村氏の名前をあげたが、その田村氏が最後に所属したのは国民新党、それ以前は民主党小沢一郎代表の側近として行動を共にした。その小沢氏に山田洋行は毎年50万円、計600万円を献金した(小沢氏は10月23日、全額返済したと発表)。
宮崎氏は福田首相ともホームパーティーで会ったと明かす。首相はいつも隅っこで一人飲んでいたらしい。渦中の宮崎氏から次々飛び出す政治家の名前、宮崎氏は山田洋行の永田町担当かと問えば、政治家とは深い付き合いはない、防衛族議員を束ねているのは「安全保障議員協議会」事務局長の秋山直紀氏ではないか」と答える。
秋山氏は日米政界に顔が利く防衛関係のパイプ役。その素顔は謎に包まれている(政治ジャーナリスト)。ちなみに「安全保障議員協議会」は日米両国の防衛関係者を集めた会議を開催し、額賀福志郎財務相や久間章生元防衛相ら歴代防衛庁(省)トップほか、民主党前原誠司前代表が講演。防衛関係の展示会も併設している。
その秋山氏のことを宮崎氏は、ブローカー的存在で、山田洋行側にたって宮崎氏の悪評を流しているという。秋山氏に確認したところ、全く論外。特定企業の方など持ったこともないし防衛装備には一切関わっていない、という返事だった。
守屋氏がたたかれるのは沖縄の普天間飛行場移設問題があるからだ、と宮崎氏は言う。政府案を実行に移さない地元に対して、守屋氏は補助金の一部を今年度から凍結した。これが沖縄からの強い反発を呼んでいる。これまで沖縄には20年間で年平均200億円、合計2000億円以上が投じられ、巨大な利権構造が出来上がっている。大半が公共事業に使われ、工事費水増しの疑惑も生じ、複数の政治家の名前もちらついている。これこそ防衛利権の本質だと宮崎氏は語るのだが、果たして特捜部の捜査は「沖縄米軍基地利権」にまで及ぶのか――。
ところで宮崎氏本人に対する疑惑についてはどうだろう。特捜関係者は山田洋行から着服した業務上横領の疑いが強いと語る。同時に宮崎氏が使った高額交際費の流れも追っている、と。
宮崎氏は山田洋行関連会社から持ち出した1億円のカネ、つまり業務上横領については森本検事から「横領でしょう」と聴かれたことを認めた。これに対して彼にはこんな言い分がある。山田洋行から退職金はでていない。宮崎氏が出資した米国の会社の取り分も保証されていない。いざというときに備えて権利のあるカネを別の場所に移しただけで、カネには手をつけてはいない、と言っている。
永田町関係者は、証人喚問で追いつめられた守屋氏が開き直って、不正に関与した政治家の名前を暴露すれば、巨大防衛利権の“闇”が見えてくると期待しているのではないか、と語るが果たしてどうなるか――。
商権争いに関与したかもしれない久間元防衛相
訪露をドタキャンして入院へ
<スクープ>久間防衛庁長官(当時)も軍需商社接待うけた/軍事費めぐる癒着【しんぶん赤旗・日曜版】(http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10052535303.html)
スッポン料亭で山田洋行元専務から接待を受けたことが明るみに出た久間元防衛相。にわかには信じられないが一大スキャンダルに発展しかねない疑惑がささやかれている。永田町関係者によれば、久間氏は数年前に山田洋行オーナー家親族結婚式に招かれ、その席で山田洋行側から金銭の授受があったらしいというウワサがある。
もちろん久間氏はこれについては言下に否定した。しかし招かれたことについては認めている。
ところで身辺への異変を感じてか、予定していた訪露を急遽キャンセルした久間氏は、近く動脈瘤肥大の手術を受けるとして入院することになった。
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