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創価学会の元顧問弁護士だった山崎正友氏の著書『盗聴教団』に次のような一節がある。
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この機密費がどのようにして捻出されるかについてははっきりしない部分もあるが、大きな部分は選挙の際、陣中見舞と称して学会員から候補の事務所に集められるカンパを、北条−長田(公明党事務局長)のラインでごまかし、北条氏の手もとにプールされたものが当てられたことは間違いない。
また、外郭会社の交際費等を浮かしたり、P代(公明党の議員等が池田氏に対して行なう献金)等の一部があてられたこともあった。
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“P代(公明党の議員等が池田氏に対して行なう献金)等”というのはもちろん参議院予算委員会で石井一議員が問題にした“P献金”のことだ。
上の一節の「機密費」というのは次にあるように、創価学会が創価学会に敵対する人々に対しておこなう、ありとあらゆる悪業で使用する金のことを言っている。
───────────────────────────宮本宅盗聴事件の思い出の場所から都心に向かって三十分ばかり車を走らせ、東中野に向かった。環状六号線ぞいの、犬猫病院裏のマンション二階、中野通り警察学校前にあるマンションの七階、そして環状七号線ぞいのマンション。
いずれも、その後の数々の盗聴事件や立正佼成会分断作戦等の拠点となった場所である。私は、年中ほとんどこれらのアジトのどれかを泊り歩いて指揮をとった。昭和四十九年以降の主な敵となった妙信講が学会本部めざして送り出す宣伝カーが、必ずこのマンションの前を通った。いわば私のマンションは関所であった。これらのアジト経費が、北条氏から支給される裏金の活動費でまかなわれたことはいうまでもない。
第三文明社、創造社、その他の外郭会社から北林、広野、竹岡、三上らに、名前だけの社員に対する給料として支払われる部分、私に対する報酬の上乗せの形で支払われる部分(たとえば、曙橋近くのマンション賃借料)をのぞいても、恒常的に毎月三百万円宛、それに盆暮の手当を入れて年間四千万円をこえる裏金が、北条氏から私に渡った。
その他に、立正佼成会作戦で五千万円、創対連で千五百万円、保田妙本寺、松本勝弥事件等で、やはり三千万円をこえる金額が出ている。妙信講事件では、一挙に人手も機材も増えて経費も増大した昭和四十七年から起算しても、概算で三億円をこえる金額が機密費として私を経由した。
その中には、池田氏から直接手渡された千五百万円がふくまれている。池田氏は、私がこうした金を扱うにあたり、「預金をしては足がつくから、必ず現金で管理するように」と注意を与え、金庫を一個くれた。自宅におくようにとの指示で、中西治雄氏がわざわざ運んでくれた。この金庫は、今年四月、家族が渋谷の家を引っ越すまで自宅においてあった。この機密費がどのようにして捻出されるかについてははっきりしない部分もあるが、大きな部分は選挙の際、陣中見舞と称して学会員から候補の事務所に集められるカンパを、北条−長田(公明党事務局長)のラインでごまかし、北条氏の手もとにプールされたものが当てられたことは間違いない。
また、外郭会社の交際費等を浮かしたり、P代(公明党の議員等が池田氏に対して行なう献金)等の一部があてられたこともあった。
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次はやはり山崎正友氏の著書『懺悔の告発』から。
───────────────────────────(略)
昭和四十五年五月から約三か月にわたって行なわれたこの作戦では、二、三の重要な会話の盗聴に成功したものの、発信器の不調によって発覚するところとなり、共産党は東京地検に告訴した。
この刑事告訴は、犯人不明のまま迷宮入りとなり、実を結ばなかったが、しかし、五十五年八月、私の内部告発手記を契機に、共産党は改めて北条氏らを相手どり損害賠償請求訴訟を起こし、事件は最高裁まで持ち込まれたが、共産党側の完全勝利に終わり、創価学会は百万円の損害賠償を支払ったのである。
というわけで、この盗聴作戦自体は、百%成功というわけにはいかなかったのだが、ある程度の成功は収め、そして、何よりも撤退と証拠湮滅が完全だったことが、首脳に高く評価された。以後、池田大作によってさらに重用され、このとき以降、盗聴・電話盗聴・監視・尾行は創価学会にとって欠かすことのできない手段となり、妙信講の造反事件等、対応を誤れば大事に至るような事件が起こるたびに、盗聴・尾行・スパイの送り込み等、ありとあらゆることを行なってきたのである。
こうした活動は次第にエスカレートして、ついには創価学会に批判的なジャーナリストや文化人、政治家などの身辺調査も行ない、いざという時に備えるようになった。もちろん通り一遍の調査ではなく、スキャンダルや人間関係まで詳しく調べ上げているのである。
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