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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071029-00000031-mai-pol
<守屋前次官>29日午後証人喚問 癒着の実態焦点に
10月29日11時13分配信 毎日新聞
度重なるゴルフ接待などが問題となった防衛省の守屋武昌前事務次官に対し、衆院テロ防止・イラク支援特別委員会は29日午後、証人喚問を行う。防衛専門商社「山田洋行」元専務からのゴルフ接待や、次期輸送機(CX)のエンジン調達を巡る便宜供与疑惑などに加え、家族ぐるみでの元専務との癒着も判明。守屋氏の証言が注目される。政府・与党は証言内容を踏まえた上で、新テロ特措法案の処理や、今国会の会期延長問題を判断する意向で、今後の国会審議や政局に大きな影響を与えそうだ。
守屋氏は、元専務から5年間に約140回のゴルフ接待を受けたとされるが、プレー代は一部しか払わず、偽名を使うなど不自然な点が多い。当初は、利害関係者とのゴルフなどを禁じた自衛隊員倫理規程が施行された00年以降は「行っていない」と釈明したが、防衛省の調査に対して今年4月末まで行っていたことを認めた。プレー後もマージャンや焼き肉などの接待を受けており、癒着の実態が焦点となる。
また、守屋氏が次官在任中の今年6月、CXのエンジン調達方法を巡り、元専務が昨年設立した商社「日本ミライズ」との随意契約締結を防衛省担当者に求めた問題も、喚問のポイント。守屋氏は担当者に「なぜ(随意契約では)いけないんだ」と迫ったとされ、便宜供与とも受け取れる発言の真意が問われる。
さらにインド洋での海上自衛隊の給油量訂正・隠ぺい問題も取り上げられる。03年に米空母キティホークへの給油80万ガロンのイラク戦争転用疑惑が浮上した際、当時の福田康夫官房長官や石破茂防衛庁長官が入力ミスのデータに基づき「20万ガロン」と説明。当時の海上幕僚監部の防衛課長らがミスに気づきながら報告しなかったことが判明しており、当時防衛局長の守屋氏の認識が問われる。
このほか、米軍普天間飛行場の移設問題など沖縄県の米軍基地を巡り、地元業者との癒着の有無もただされる見通し。
喚問では、深谷隆司委員長(自民)が総括質問を行った後▽田中和徳(同)▽富田茂之(公明)▽川内博史(民主)▽松野頼久(同)▽赤嶺政賢(共産)▽照屋寛徳(社民)−−の各氏が質問に立つ。【上野央絵】
最終更新:10月29日11時13分
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