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井脇衆院議員らを提訴 代理返済求められた遺族
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200710290181.html
井脇ノブ子衆院議員(自民)が理事長を務める学校法人「国際開洋学園」(静岡県菊川市)が、
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)から借りた約三億五千万円の返済が滞り、代理返済を求められた
連帯保証人の相続人が井脇氏や機構などに債務不存在の確認を求め、東京地裁に提訴したことが二十八日、分かった。
原告は、一九八九年に死亡した財団法人「沖縄協会」の元専務理事の遺族。国際開洋学園と
同機構が貸借契約を結んだ際に作成した委任状の署名の筆跡が元専務理事とは違うと主張している。
井脇氏は「委任状は実印もあり、偽造などということは絶対にない。連帯保証人を別の人に
変更するめどもついており、訴訟は取り下げられるはずだ」と話している。
訴状などによると、同機構は八五年七月、国際開洋学園が経営する国際開洋第一高校(菊川市)の
寮の建設費用として三億五千百五十万円を貸し付け、五十年で分割返済する契約を結んだ。
元専務理事のほか、井脇氏と別の財団法人が連帯保証人になった。
学園と井脇氏の返済が滞り、同機構から二〇〇五年七月、遺族に返済の請求があった。
遺族はこの時、初めて元専務理事が連帯保証人になっていたことを知ったという。
遺族は今月、筆跡の違いなど不審な点があるなどとして提訴。遺族側の関係者は「元専務理事は
契約時に七十五歳で、長期返済の借金の連帯保証人としては不自然だ」と話している。
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