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守屋喚問へ…永田町戦々恐々「防衛利権」全容暴露か
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007102625_all.html
防衛専門商社との癒着が取りざたされる守屋武昌前防衛次官。証人喚問では何が飛び出すのか
防衛省の守屋武昌前事務次官の証人喚問が29日に行われる。過剰なゴルフ接待などの背景が焦点だが、「永田町絡みの大型事件に波及する」と指摘する声もある。「防衛利権」の全容を知る次官に4年以上も君臨し、与野党議員に幅広い人脈を誇った守屋氏の口から、爆弾発言が飛び出す可能性もある。
「守屋氏が腹をくくって話し始めたら、どこに飛び火するか想像できない。東京地検特捜部の最終ターゲットが読み切れないだけに、党内は不気味なほど静かだ」と自民党中堅は語る。
守屋氏は71年に防衛庁入庁。橋本内閣で梶山静六官房長官に見込まれ頭角を現し、山崎拓、久間章生、額賀福志郎ら歴代長官、二階俊博総務会長、民主党の前原誠司副代表ら与野党に幅広い人脈を築いた。
防衛省は約24万人、防衛関係費約4兆8000億円という日本最大の官庁だが、「防衛機密」という壁に守られ、省全体の随意契約率は8割前後で推移。
巨大な「防衛利権」をめぐり、同省OBや政治家らが影響力を及ぼしているとされる。
同省関係者は「ある防衛族議員は、フィクサーや商社幹部と訪米し、兵器等の商談をまとめていた。派閥の選挙費用を調達していたようだ」と語る。特捜部もこうした防衛利権を視野に入れる。
前原氏に対し、「結局、歴代の大臣は利権でした」ともらしたとされる守屋氏は8月の退官時、回顧録執筆のためか、段ボールを数多く持ち出したという。永田町には、守屋氏が「俺だけじゃない」と利権の内幕を暴露したり、特捜部に資料が渡ることを戦々恐々とする向きもある。
特捜部の不可解な動きにも関心が集まる。検察情報に詳しい関係者は「守屋問題は突破口では」といい、「今月中旬、特捜部が家宅捜索した大手建設コンサルタント会社『パシフィックコンサルタンツインターナショナル』(PCI)とグループ会社の特別背任事件が気になる。守屋問題と奇妙にリンクする」と指摘する。
防衛省に統合された那覇防衛施設局は一昨年5月、米軍普天間飛行場の移転に向け、沖縄県名護市辺野古沖でボーリング調査を実施した。これを手がけたのがPCIグループなのだ。移転をめぐっては、政府がV字型滑走路案に理解を求めているのに対し、地元や一部政治家は沖合への移動を要望。守屋氏は政府案を推進したが、沖合移動の場合、埋め立てのため莫大な砂利が必要となる。
「先週、特捜部の検事が沖縄に入った。今年数回目で、埋め立てに関する資料を押収したようだ。この移転問題には政治家の影が見え隠れする」(前出の関係者)
東京・表参道の一等地をめぐる詐欺未遂事件で、フリージャーナリストの二瓶絵夢容疑者が逮捕された事件も注目される。「特捜部で守屋問題を内偵してきたのは特殊直告1班だが、今年9月、この班の検事が二瓶事件に回った。彼女も永田町に人脈を築いており、『関連があるのか』と騒然となった」(同)
二瓶容疑者は一昨年春、「防衛庁などの仕事が20億円規模で取れる」とセキュリティー会社を設立。これに協力した商社は、PCIによる特別背任事件の舞台となった、中国での旧日本軍遺棄化学兵器処理事業にもかかわる。
最近、防衛関連団体の幹部が、旧知の米国家安全保障会議(NSC)関係者と国際電話で話していると、「守屋氏の件は、広くなりそうですね」と切り出された。幹部は「警告なのか…」と思い、しばらく言葉に詰まったという。
特捜部は巨大利権に本気で踏み込むのか。
ZAKZAK 2007/10/26
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