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今日は秋晴れ、座り込み(?)日和だ。三上さんの記事要請に応えて、いくつかの事柄を書いておきたい。これは10月20日の新宿での行動で皆さんに報告し、訴えていた事実の再録である。
今月11日のワシントンポストから
イラク駐留が長期化し、戦場のアメリカ軍兵士(下士官・兵士)の間で厭戦気分が満延していると伝えている。そりゃそうでしょう。当初は「三カ月」で終わらせると豪語してイラクに侵攻したブッシュ大統領。フセイン軍の無抵抗にアッという間にバクダッドを占領し、強力の軍事力を誇示した。以来、まもなく7年目に入る。イラク人民の不屈の抵抗はブッシュを泥沼に溺れさせている。その経過、現状は世界の等しく知るところだ。延長と増兵を重ねているが、下院のみならず、上院でも撤退決議を突きつけられている。辛うじて「拒否権」の発動でしのいでいる。今年、二月に3万人の増派をしたが、効果はない。まさに「ベトナムの悪夢再現」とアメリカ世論はイラク反戦に大きく傾いている。こうした、自国、郷里の同朋に支持されない戦争で命をかける兵士たちの士気があがらないのは当たり前である。
結局、ブッシュ政権の出した処方箋は、例によって金、つまりは現ナマでツラを張るというもの。前線指揮官(中隊長クラス)に臨時ボーナスとして日本円で290万円~410万円ほどを支給するというもの。これは18000人の大尉を対象にし、向こう三年間は軍にとどまるという条件がついている。今月、現在で約三分の一の6000名が応じているとのこと。20代後半から30代はじめの約18000人の前線指揮官に対するブッシュの皮相な現ナマ作戦はアメリカのモラル崩壊の一つの現われでしょう。
さらに翌日の報道によれば
2003年の6月から2004年の7月までイラク駐留アメリカ軍司令官だったサンチェス氏がワシントン郊外で講演し、ブッシュの戦争政策を批判した。ブッシュの新戦略を「破滅的欠陥」、「現実離れの楽観論」とこき下ろし、「アメリカは絶望的戦争政策を続けている」と批判し、即時撤退を訴えたとある。
「同盟」各国の現状
ブッシュの盟友ブレアがイラク撤退を踏み出し、後継のブラウンも撤退路線で来年2月には駐留英軍は半減する。10月22日のポーランド選挙では「イラク撤退」を掲げて総選挙に臨んだ野党「市民プラットフォーム」が大勝し、08年のイラク撤退が事実上確定した。これはリトアニア、デンマークなど各国の撤退が雪なだれのように加速していく状況にある。アジアにあっては戦闘部隊を派遣し、日本以上に米国との同盟をしている隣の韓国でも、今年末に派遣期限がくる。最大3500名の部隊は少しずつ撤退して世論の批判をかわしてきたが、一年前にも延長した期限の再延長の国会承認をめぐって紛糾している。
わが国ではテロ特措法の延長も、その新法の成立も政府に批判が集中している。当初は54カ国からなったブッシュ支援の多国籍軍も次々に脱落し、今や残っているのは15カ国であるが、その各国で撤退論議が巻き起こっている。わが国政府は絶望的の国際貢献、テロ特新法から撤退すべきではないか。
「WE 命尽きるまで」(DVD申し込みを)「WWW..We-inochi.com」を開いてください。 (文責鈴木迪夫)
「国会前座り込み・”徘徊”現場ニュース★」
2007年10月25日発行 九号
9条改憲阻止の会
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E−mail:kyujokaikensoshi@utopia.ocn.ne.jp
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