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2007-10-25 19:23:47
gataro-cloneの投稿
<スクープ>久間防衛庁長官(当時)も軍需商社接待うけた/軍事費めぐる癒着【しんぶん赤旗・日曜版】
テーマ:悪政の装置
以下は「しんぶん赤旗・日曜版」10月28日号(1面・6面)から直接貼り付け。
<スクープ>久間防衛庁長官(当時)も軍需商社接待うけた/守屋前事務次官だけではなかった/軍事費めぐる癒着【しんぶん赤旗・日曜版】
100回をこえるゴルフ接待。マージャン・飲食も――。巨額の軍事費をねらう軍需商社と防衛省の守屋武昌前事務次官(63)との癒着がいま大きな問題になっています。この商社側の接待は次官だけでなく、時の防衛庁長官にまで及んでいました。 取材班
紙面中ほどに山田洋行の元専務が久間防衛庁長官(当時)を接待したすっぽん料理屋=東京赤坂
昨年12月上旬のこと。すっぽん料理で有名な東京・赤坂の料理屋で宴席がもたれました。
顔を出したのは久間章生防衛庁長宮(当時)。
宴席を計画したのは、守屋前次宮をゴルフ接待していた軍需商社、山田洋行の元専務(69)。
元専務は当時、山田洋行から別れて新しい軍需専門商社・日本ミライズを設立。防衛庁が進める次期輸送機(CX)で、総額1000億円といわれるエンジン調達をめぐる商戦の渦中にいました。エンジンを製造する米企業の代理店となるべく、自分が抜けた山田洋行と争っていたのです。
軍需商社の関係者は証言します。
――長官との宴席の目的は、久間氏の防衛庁長官就任祝いと元専務の新会社設立の報告だった。
――宴席の費用、十数万円はすべて元専務の新会社が負担した。
――宴席で久間氏は、元専務の競争相手、山田洋行の創業者父子からも「あいさつ」を受けたことを明かし、「いい親子じゃないか」と語った。
防衛利権争奪戦の渦中にいる商社から現職の防衛庁長官が宴席接待を受ける。このこと自体が、閣議決定による国務大臣規範に反する疑いが濃い行為です。規範は、関係業者からの供応接待を受けるなど国民の疑惑を招くような行為をしてはならないと定めています。
久間事務所は「詳細はわからない」としながらも「ご指摘の会合がおこなわれたのは事実」と認めました。
倫理規定を無視してゴルフ 守屋氏
他方、癒着が問題になっている守屋氏と元専務との関係は23年ほど前に始まりました。
守屋氏が1995年に防衛審議官になるころからゴルフ接待を受けるように。ゴルフ接待は、利害関係者とのゴルフなどを禁じた自衛隊員倫理規程施行(2000年)後も続き、03年の事務次官就任後、昨年秋までつづきました。
「長くやっていると問題になるから、偽名にした方がいい」。そんな元専務の提案でゴルフでは偽名を使うようになった、と関係者は証言します。
年闇間5兆円の軍事費をめぐる政官財の腐敗構図。国会証人喚問でも大問題になる癒着の内容をさらに追跡します。
急成長の裏で…
守屋武昌前防衛事務次官をゴルフ接待した元専務は、昨年6月に辞任するまで、軍需商社・山田洋行(東京・港区)を大きく成長させた人物として有名です。
1969年に設立されたころ中小商社にすぎなかった山田洋行は、元専務が防衛庁に食いこんで急成長しました。それは「業界七不思議の一つだった」と中堅商社幹部は指摘します。
「米巨大企業・GE(ゼネラル・エレクトリック)のエンジンの代理店を大手商社から次々に奪っていった。大手商社を向こうに回し、なぜ、これだけ防衛省の仕事がとれるのか不思議だったが、その理由が今回わかったよ」
守屋氏は90年に航空機課長、95年には防衛審議官、98年には官房長、2002年には防衛局長、03年から事務次官、と事務方トップまでのぽりつめました。
防衛審議官になったころから始まったゴルフ接待では、元専務が「ゴルフの先生だった」といいます。ゴルフ接待の場所は、山田洋行の関係会社が経営する千葉県などのゴルフ場。同社関係者はその様子を明かします。
「守屋氏の妻、元専務の妻もいれて家族ぐるみでやっていたこともある。守屋氏は毎回、慣例としてプレー代で1万円札1枚を出していた」
1万円ではとうていこのゴルフ場でプレーできず、ゴルフ後も飲食接待を受けていました。
利害関係者とのゴルフを禁じた自衛隊員倫理規程施行(00年)後もふくめて10年以上つづいたゴルフ接待。元専務の提案で、守屋氏には郷里の関係で「佐浦丈政」、その妻には「松本明子」という偽名までつくりました。「明子」は明るい人柄だという理由でした。
そんな関係のもとで、山田洋行は防衛庁との契約で大手商社の三菱商事や伊藤忠商事などを抑えトップに踊り出るまでに。編集部が入手した山田洋行作成の「防衛庁契約本部商社別契約ランキング」によると、同社は99年、00年は1位となっています。
山田洋行の急成長に守屋氏との癒着がどうかかわっていたのか。徹底的な解明が求められます。
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