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<年金流用禁止>民主の法案審議入り 参院厚労委で
10月25日10時39分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071025-00000027-mai-pol
年金保険料を給付以外に使うことを禁じた年金保険料流用禁止法案の審議が25日午後、参院厚生労働委員会で始まり、民主党の蓮舫氏が趣旨を説明した。参院で第1党となった民主党が今国会で最初に提出した法案で、他の野党も賛成に回る見通し。与党が反対しても参院での可決は確実で、民主党は衆院でも与党を揺さぶる戦術を立てている。
04年の年金国会では、保険料が保養施設だけでなく、職員の娯楽用品にまで流用されていたことが発覚して批判を浴びた。過去に給付以外に使われた保険料は7兆円近くに達しており、民主党は国民に分かりやすいこの問題に再び光を当て、世論の支持を得ることを狙っている。
保険料の転用はこれまで、財政再建関連の特例法に基づいて行われていたが、批判を受け、政府は今年6月に成立した社会保険庁改革関連法で「年金給付に密接不可分な経費」に限ることを明記。年金相談や広報、システム費などに保険料を恒久的に充てる代わりに、使途のネットでの公開を義務化した。
社保庁は07年度、保険料からシステム経費などの「年金事務費」(957億円)と、広報など「年金事業の円滑な実施を図るための措置の費用」(1082億円)の計2039億円を転用。08年度は2125億円を予定している。税支出を抑えたい財務省の意向によるもので、舛添要一厚生労働相は「ゴルフボール代やマッサージ機に使うマネはやめた。年金事務に直接必要な経費は保険料を充てるべきだ」と語る。
与党は当初、「民主党案丸のみ」を模索する声もあったものの、ここへ来て反対する方向にかじを切った。民主党案の実現には、2000億円強の税財源を確保する必要がある。「賛成しても敵を利するだけ。財源があるなら、肝炎対策など与党の得点になるものに使うべきだ」(自民党幹部)との声が主流となっている。
民主党は、予算審議が形骸(けいがい)化しがちな特別会計に保険料が計上されている点を突き、「国会のチェック機能が働かない」と訴える。長妻昭政調会長代理は「年金相談費と称し、豪華な相談所などを作りかねない」と批判する。【吉田啓志】
最終更新:10月25日12時49分
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