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(回答先: NHK番組「『食』日本のこれから」を見て(JANJAN) 投稿者 gataro 日時 2007 年 10 月 23 日 20:25:13)
Mさんは、遺伝子組み換え作物栽培も叫んでいた。効率・金儲けだけを考えれば所詮そうなる。もっとも除草剤ランドアップやバスタを使わない農民(有機農法を含む)には、遺伝子組み換え作物など無用なのはいうまでもない。
自覚なき消費者が農産物に安さだけを求めれば、愚かな金儲けだけを考える生産者が歩する。そして環境も健康も破壊されるのだろう。
番組参加者の多く、貿易自由化は是としていたが、公正な貿易(フェア・トレード)
について発言した人はいなかったと思う(注:番組全部を見ていないので断定できない)。海外から輸入される安い物にはそれなりの理由がある。無農薬バナナを高く買い、それで現地の農民の自立が促されのなら、消費者は安いバナナと高いバナナ、どちらを買うべきだろうか?おっと悪名高いチキータというバナナ会社はコロンビアのテロ組織(準軍組織)に莫大な寄付をしていたぞ。あるいは、無農薬の綿、インドの農民は農薬で健康を害されている。ならば、高くても安全な綿を買い、農民の健康被害を防ごうという消費者がいてもいいはずだ。
NHKが内橋克人でも出しておけば、この程度のことは最低限言ったであろうが・・・。そういえば『浪費なき成長』で内橋が取り上げていたアメリカ第二のアイスクリーム会社ベン&ジェリーもユニリーバによる買収から2年後「ベン&ジェリーの魂だったものの多くがもはや存在しなくなってしまった」と創業者が嘆いたそうだ。【注:ベン&ジェリーの売りは容器に「私たちはバーモンド州の零細な酪農家以外からは原料は買いません」と書くこととか・・・】
商品に安さだけを求めない賢い消費者が愚かな生産者をも排除できる。圧倒的多数派の消費者に頑張ってもらわないと、市場原理主義をつぶせません。
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