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2007.10.22(その2)
森田実の言わねばならぬ[668]
平和・自立・調和の日本をつくるために【463】
国会議員への緊急要請――医療危機対策を国政の最優先課題として取り組んでください
医療危機とくに地方・地域において高度医療を担う中心病院の危機は深刻だ。政府・金融庁・大銀行が医療機関を一般の企業と同列に扱うのは正しくない。医療機関を容赦なく破綻させることは大いなる過ちである。政府は深刻な医師不足、看護師不足対策を早急に講ずるべきである
「医療は人間社会の命である」(森田実)
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私はほとんど毎日のように全国各地を回っている。そのとき、どの地域でも必ず出る話題がある。それは、地域医療の崩壊である。とくに、それぞれの地域で高度医療を行う能力のある中心病院の閉鎖がつづいている。
病院閉鎖の直接的な原因は、医師不足・看護師不足である。医師がいなくなった瞬間に病院閉鎖になった地域中心病院が少なくない。高い技術力をもつ地域の中心病院の破綻によって、地域社会は致命的な打撃を受けている。
医療は社会にとって文字どおり命綱である。医療が崩壊すれば地域社会は成り立たない。 もう一つ、医療危機の大きな原因がある。財政危機と金融政策である。
公立病院の場合、政府と自治体の財政危機が最大の原因である。
より深刻なのが、地域社会の医療を支えてきた民間病院が存亡の危機に立たされていることである。この原因は、政府・金融庁・大銀行が、病院を一般の企業とまったく同列に扱っていることにある。政府・金融庁・大銀行は、医療機関のもつ社会的必要性を考慮し、医療機関を容赦なくつぶす現在の非人間的な当局のやり方を再考すべきである。
国会はいま「給油問題」だけに集中しているが、これは大きな過ちである。
医療危機は国民にとって重要かつ緊急の課題である。
国会において医療危機対策のための集中審議を行うことを強く要請する。その集中審議においては、日本の医療危機を深刻化させている政府・金融庁の金融政策のあり方、大銀行のそれに沿った融資のあり方について真剣に再検討することを要請したい。
医療機関をいたずらにいじめる容赦ない金融政策を改めなければならない。さもなければ、地域医療は崩壊してしまう。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03784.HTML
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