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http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/035/035_07102001.htm
「許せない」「言語道断だ」――。米海兵隊岩国基地（岩国市）に所属する海兵隊員４人による集団強姦（ごうかん）容疑が明らかになった１９日、市民や平和団体などからは抗議と怒りの声が相次いだ。
記者会見した井原勝介市長は強い口調で非難。「（現状でも）多数の人員がいるので、事件や事故が起こる可能性は否定できない。さらに（移駐で）人が増えれば、危険性が高まることは事実。市民感情に与える影響は少なからずある」と、空母艦載機移駐問題に及ぼす影響を指摘した。
愛宕山宅地開発事業の跡地を国が米軍住宅の候補地としている点にも触れ、「地元住民からの反発もあるのではないか」と語った。
愛宕山に隣接する百合ヶ丘自治会の福田雅美副会長（４５）は同基地で今月、滑走路使用時間についての協定違反があったことなども挙げ、「（事件は）犯罪が怖いというだけでなく、隊員を管理できなかったり、日本政府が約束を守らない米軍をただせなかったりすることの表れ。不信感が募る」と訴えた。
同市の住民団体「米兵の犯罪を許さない岩国市民の会」の大川清代表は「米兵が事件を起こすたびに米軍は綱紀粛正を徹底すると繰り返すが、口先だけだと証明しているようなものだ」と批判。「市民に不安を与えるようなことはいい加減やめてほしい」と憤った。
米軍基地の監視活動を行う団体・リムピース運営委員の田村順玄・岩国市議は「米軍再編で岩国基地の人員が増強される計画だが、こうした犯罪が起きるようでは、到底認められない」と言葉に力を込めた。
同基地への空母艦載機移駐に容認する姿勢を示す桑原敏幸市議も「まったく言語道断。基地の協定違反事案が発覚した中で、さらに事件が起こり、市民感情を逆なでするもの。隊員への指導を徹底してもらいたい」と語った。
「安保条約廃棄岩国基地撤去県実行委員会」は同日、市民会館で開いた集会で、緊急の抗議決議を採択した。参加者からは「基地は一刻も早く、４人の身柄を広島県警に引き渡すべきだ」との意見も出た。
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フォローアップ:- 米兵強姦事件 揺らぐ治安、募る不安 広島・岩国（朝日新聞） 天木ファン 2007/10/21 09:28:32
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