★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK43 > 322.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071019k0000m010024000c.html
「どう考えたって選挙に負けることを前提にした政策なんてあり得ない」。自民党の中川秀直元幹事長は18日、所属する町村派の会合でのあいさつで、同党の与謝野馨財政改革研究会会長が毎日新聞のインタビューに消費税率引き上げについて「選挙で負けるんだったら、ドーンと上げなくてはいけない」と述べたことを批判した。中川氏の発言の背景には、福田政権発足で、消費税率上げに言及する与謝野氏ら「財政再建重視派」が存在感を高めつつあることへのいら立ちがありそうだ。
中川氏は名指しは避けながらも、与謝野氏の発言を念頭に「福田内閣退陣が前提、自民党下野が前提の議論だ」と切って捨てた。そのうえで「民意に支持され、選挙に勝てる政策をしっかりやることが大事だ」と強調。与謝野氏が「小さな政府」論に異議を唱えていることについても「党の新綱領に『小さな政府』は明記されている。党を侮辱されることになりかねない」と厳しい言葉でけん制した。
これに対し、同じ町村派でも財政再建重視派の町村信孝官房長官は18日の記者会見で「耳障りのいい政策ばかり並べて選挙に勝つことが正しい基本的スタンスか。選挙の勝ち負けだけで政策を考えるのは、政治家の取るべき姿ではない」と与謝野氏を擁護。派内のライバル、中川氏の姿勢に疑問を呈した。
中川氏の持論は、高い経済成長の達成によって財政再建と消費税増税先送りを目指す「成長路線」。小泉、安倍両政権では政調会長など党の要職を歴任し、政府・与党の経済財政政策のキーマンを務めた。【川上克己】
毎日新聞 2007年10月18日 18時30分 (最終更新時間 10月18日 19時12分)
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK43掲示板
フォローアップ: