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2007.10.16(その1)
森田実の言わねばならぬ[647]
平和・自立・調和の日本をつくるために【445】
小沢一郎民主党代表の『世界』論文[アフガニスタンで行われている国際治安支援部隊(ISAF)への自衛隊参加問題]をめぐる“騒動”についてY氏との対話。小沢代表の「後方支援・民生に限る」発言で一件落着へ
「大山鳴動して鼠一匹」(ホラティウス)
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小沢論文について自民党はあたかも鬼の首を取ったかのように「憲法違反だ」と大騒ぎしたが、小沢代表が「軍事ではなく民生に限る」と発言したことで、騒ぎは沈静化しつつある。自民党は大騒ぎしたが、小沢代表の真意をよく聞いてから対応するのが、大人の態度ではないか。
小沢論文の背景について、国際問題専門家のY氏と話し合った(Mは私)
【Y】国連協力、国連中心主義は小沢一郎氏の持論。小沢理論を徹底的に純化すると、国連決議があれば何でもするということになるが、日本は憲法上できないことがある。このことを小沢氏が一言断っておけば(あとで補足したので解決したが)、これほどの大騒ぎにはならなかったと思う。
【M】小沢代表の側近が最近米国側と接触し、小沢政権ができたあとの日米関係について話し合ったのではないかと思う。小沢代表としては米国重視の姿勢を、ISAFへの自衛隊参加を公約することによって示すことにしたのではないか。インド洋上での海上自衛隊の給油活動は憲法違反であるから給油には反対するが、ISAFへの参加を約束することで、次の政権を狙っている米国の民主党との協力関係を確認したのではないか。小沢代表がはじめに「民生に限る」といえば、こんな大騒ぎにはならなかったのではないか。
【Y】小沢一郎代表のブレーンが米国政界と接触したという情報はかなり高度な情報です。ただ、秘密がいつまでも秘密のままということは稀だから、近いうちに明らかになると思う。
【M】自民党は「給油は安全。憲法上は問題ない」との態度だ。自民党は「小沢一郎氏の ISAF参加は憲法違反」と主張している。これによって、給油問題を福田ペースで乗り切ろうとしていることは確かだ。自民党はいまは小沢民主党から一本とった気になり、いい気になっているのではないか。勢いに乗って、今年中の解散・総選挙をも検討し始めているとの情報もある。福田内閣が「逃げ」から「反転攻勢」に転換して今年中の解散・総選挙に踏み切れば、日本の政治の大転換のチャンスが訪れる。そうなることはよいことだと思う。民主党にとって不利なときに解散・総選挙が行われることは覚悟しなければならない。
【Y】小沢さんにとっても今年中の解散・総選挙は望むところではないか。総選挙になれば「給油問題」が唯一の争点ということはなくなる。生活問題が前面に出てくる。これは民主党にとって望むところではないか。小沢代表の「後方支援・民生に限る」発言で一件落着ですね。
【M】そう思う。総選挙が早まることはよいことだ。福田首相が「今がチャンス」と思う時が解散の時だ。民主党は受けて立つべきだ。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03764.HTML
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