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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007101401000395.html から転載。
応用力60−70%台の正答率 全国学力テスト結果概要
2007年10月14日 22時43分
文部科学省が今年4月、小学6年と中学3年の全員を対象にした調査として43年ぶりに実施した「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)で、平均正答率の概要が14日、分かった。小中学校いずれも各教科で、基礎的知識を問うA問題は約70−80%に達し、応用力をみるB問題はそれより10−20ポイント程度低い約60−70%だった。
学力の国際比較「OECD学習到達度調査(PISA)」でも指摘されているのと同様に、基礎力に比べて応用力に課題が残る形となった。だが、今回の正答率を「予想より高い」とみる関係者もおり、学習指導要領の改定作業を進めている中教審の審議にも影響を与えそうだ。
文科省は最終的な集計や分析の作業を進めており、今月中に詳細な結果を公表する方針。
(共同)
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【gataro】
OECDの学習到達度調査(PISA)が2000年と2003年に実施され、すでにわざわざ大々的に全国学力調査をせずとも応用力は低いし、学力が低下傾向にあることは学校教育に関心にある人には分かっていたこと。やはりこの調査はベネッセとNTTデータに調査結果処理をさせて儲けさせ、儲けから献金をせしめる自民党筋の謀略としか思えない。
応用力の低さという学力水準の実態は、戦後一貫して教育基本法の理念をゆがめて管理強化に邁進し、上目遣いに上司の機嫌取りをする教師の育成に精を出してきた教育行政のツケが回ってきただけのこと。
児童・生徒の学力問題を云々することもさることながら、そんなことよりも下記の【関連】で取り上げた[風のたより]さんが指摘する文科大臣の問題認識の低さの方が重大だ。2003年PISAの調査結果が出たときの中山文科大臣の次のコメント。これでは現状を打開できるはずもない。
>中山文部科学大臣のテレビニュースでのコメントがふるっている。
「何のために勉強するのか、ということを、小さい時から家庭でも教える必要がある…」
こんなコメントは、街角で突然呼び止められてマイクを向けられた酔客が、何を言っていいか咄嗟に分からなくて答えるレベルだ。
自分が最高責任者である自覚はないのか。このコメントから分かるのは「何も考えたことがない」ということ、「教育」に関する定見も、見通しも計画も、何もないことだけだ。
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【関連】
2004年12月 8日
OECDの第2回学習到達度調査(PISA)の結果が公表された。(風のたより)
http://letterfromthewind3.cocolog-nifty.com/letter_from_the_wind_3/2004/12/oecd2pisa.html
OECD生徒の学習到達度調査(PISA)《2000年調査国際結果の要約》(文科省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/index28.htm
OECD生徒の学習到達度調査(PISA)《2003年調査国際結果の要約》(文科省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/04120101.htm
生徒の学習到達度調査(PISA)平成15年(2003年)調査(文科省)
(OECD(経済協力開発機構)実施)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku/siryo/05020801/008.htm
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