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マル激トーク・オン・ディマンド (2007年11月09日)
特別番組
幻の安保政策大転換を惜しむ
小沢辞任騒動を受けて
11月4日、小沢一郎民主党代表が、突然、辞意を表明し、壊し屋・小沢がキレたか、離党で党を割るかと、さまざまな憶測が飛んだが、2日後には、小沢氏は辞意を撤回し、大連立構想も幻となった。
マスコミでの報道は、辞任表明会見直後から「自民党と民主党の大連立」一色だった。だが、会見全体を視聴してみればわかるが、それは小沢と福田が抱いていた構想の一部でしかない。マスコミが無視し、報道しなかった部分にこそ、実は今回の問題の重要な意味があった。
「あの会見の肝は、大連立などではなく、安全保障政策の大転換を自民の福田が認めたことだ」と宮台真司は指摘する。福田が提示した大転換とは、「自衛隊の海外派遣は、国連安保理決議か、国連総会の議決によって設立、あるいは認められた国連の活動に参加することに限る。したがって、特定の国の軍事作戦については我が国は支援しない」というもので、これが実現すれば、まさに、戦後レジームからの真の脱却だったと、宮台は悔しがる。
神保哲生は、この重大な点を指摘し、小沢や福田へ質さなかった記者たちに、日本の政治をめぐる報道の問題点を見る。福田はこの転換を小沢と語り合ったことを認めている。与党・自民党党首が示した「安全保障政策の大転換」。その事実が残ったことだけでも、これからの対米外交に少なからず影響を与えていくだろうと予測する。
めまぐるしく展開した小沢辞任騒動が残したものがなにか、徹底的に討論した。
第345回マル激トーク・オン・ディマンドは10日更新予定です。
ゲストは徳川恒孝氏です。
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マル激特別番組「幻の安保政策大転換を惜しむ 小沢辞任騒動を受けて」への感想だが、結論を一言で言えば、はっきり言って宮台氏も神保氏も福田という政治家を買... [政治] 「幻の安保・・・
http://d.hatena.ne.jp/vox_populi/20071109/p1
(日録(不定期))|2007年11月09日 22:38
この記事へのコメント
プレスの垂れ流しがあまりにもあいまいで恣意的だったので―〃ひょうたんからこま〃くらいの意味合いにしか理解できませんした、宮台先生の快刀乱麻によって、納得しました。
1960年安保の時は、NHKアーカイブスを見ると、檄によって国民は激しくアジテートされ、だれしも街頭に走ってゆく、広場が埋まる、という図式なように思います。
現代はどうしたらよいのでしょうか?
読者 | 2007年11月10日 01:45
こういう違った視点を持った報道を今後も続けてほしい。恥ずかしながら目から鱗でした・・・
はしもと | 2007年11月09日 23:23
どうも、日本的な政治風土の中では、つれた魚には餌をやらない方向へ向かったのではないかと思う。
つまりは、大連立が例え成立したとしても、政策協議の綱引きの中、あるいは国会審議の中で、「国連決議の必要条件」は国連決議を重視するというグレーゾーンに帰着してしまうのではないかと思えた。
むしろ福田氏はそれを弁えた上での疑似餌を投げたのではないかと思える。
ここはむしろ、実際の国会の議論の中で現在の対米貢献の有り様を国民的に弁えていく方が先ではないかと思えた。どちらにしろ、本当に必要な事ならば、その合意も遅まきながら国民は了解していくしかないわけで。
その意味では、よい拮抗関係が崩れてしまった方が民主主義の成熟という意味では拙かったのではないかと思う。
まぐ | 2007年11月09日 23:15
知り合いの多くが、小沢氏を非難していました。
会見をノーカットでしか見ていくて、普通の報道を見ていなかった私としては、いまいち非難している人達を理解でなかったのですが、今回は、良く理解できました。
最近ニコニコ動画である会見をノーカットで見まして、やはり会見はへたに編集されてしまったものを見るものではないと、思っていましたが、それを強く感じました。
DT | 2007年11月09日 22:47
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