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http://simanto114.blog116.fc2.com/blog-entry-103.html から転載。
101:奇奇怪怪な小沢・民主擁護論…国民を再び戦場へ駆り出すのか?
2007/11/08
高知県知事選、今日告示
高知では、知事選が今日から始まる。国政でも、自民党と民主党の、あわや大連立…と言うショッキングな事件が起こり、国民の怒りを呼んでいるようだが…高知では、大連立どころか、すでに「大政翼賛会」が始まっている。
自、公、民、社の4党相乗りに、県民は怒りと、違和感を感じているようだ。しかし、結局は数の力で、4党相乗り候補が勝つのだろうが、焦点は、前橋本知事の与党であった、共産党候補に、4党相乗りの批判票が、どれだけ集まるか…と言うところだろう。
この4党相乗りについて、普段「野党共闘」を口にするブロガー諸氏が、いくらローカル政治とは言え、一言の批判もしないことに、simanto114 は失望感を覚える。
「小沢辞任劇」に見る…ブロガーたちの意見に対する、私の個人的見解
さすがに、この問題に対しては、ほとんどのフロガーが本音を表明しているようだ。色分けが実によく分かる。(笑)
その中で表明されている意見について、政治をよく知らない読者のため、そして後のため、拾いあげ記録しておきたい。。。
1.陰謀説について
ナベツネと森喜朗の仲介で行われた…と言われている「密室会談」について、これは、アメリカと日本の妖怪(ナベツネや中曽根)の陰謀だから、小沢を守らねばならない…と言う主張について、良く考えてもらいたい。。。確かに陰謀は良くない…特に、読売新聞が「大連立を持ちかけたのは、小沢氏から」…の虚偽報道は、絶対に許してはならない…しかし、権力に陰謀はつきものであり、自民党の幹事長まで務め、民主党の党首である小沢氏が、これを知らないはずがない。
承知の上で、「密室会談」に乗ったのは事実であり、このことが、国民の期待を裏切り、解散寸前に追い込まれていた福田政権を蘇らせてしまったことは、否定できない事実である。しかも、小沢氏が乗った「大連立」は、民主党の公約にも反し、下手すると、日本の政治を60年以上も逆行させ、再び、国民を戦禍に巻き込もうと言う、民主主義否定、憲法否定の「大政翼賛会」政治に道を開こうと言う…極めて危険な行為であり、絶対に許せない行為であった…と言わざるを得ない。。。
この、小沢氏を許し、擁護すると言うことは、自民党政治を擁護すると言うことであり、ブロガー諸氏は、その矛盾に気がついておられるのだろうか???
2.二大政党制について
日本における「二大政党制」の実現を訴えておられる方も、結構多いようだが、私は、二大政党制は、少数意見の抹殺に繋がるものとして、基本的に反対である。少数政党の存続を尊重、許容する制度こそ、民主主義の本来の姿であると思います。
また、外国の二大政党制の場合、保・革による二大政党制がほとんどであり、日本の、自民、民主による「保・保」の二大政党制は、異常であると、言わねばならない。
そして、私が「保・保」二大政党制で最も危惧しているのは、憲法改憲派が、議会の三分の二を占めることである。。。今回の「密室会談」を陰謀だと批判しているブロガー諸氏は、実は「保・保」による二大政党制の実現こそが…アメリカと政財界の、一番大きな陰謀であることを知らないのではないのだろうか。
3.「政権交代」優先論について
次に述べる「小沢及び民主党擁護論」とかぶる部分が多いが、この主張も結構多く無視できないので触れておきたい。
「自公政権」による、対米従属、売国政策、格差拡大…政策、新自由主義路線の舵を切り替えるために、何があっても目をつむり、小沢と民主党を支援して、「自公政治」を終わらせようと言う主張だが、「茶番劇」以前の民主党なら、私も、思想信条を超え、応援しようと思っていた。
しかし、今回の小沢氏の辞任劇と民主党の対応を見ていて、失望を感じ、無条件復帰の結末を見て、失望は絶望に変わった。。。民主党は、党の公約に反し、意見が通らないからと辞表を出した小沢氏に対し、厳然と対処すべきであった。事の重大性、国民に与える失望、怒りより、党の公約を踏みにじり、あまつさえ、民主党は政権党として力不足と、まで言った男を、党内事情を優先させ、元の鞘におさめる…政党として取るべき「けじめ」さえ、つけられない政党が、果たして、国民の支持を受け、選挙で勝利できるのであろうか?…甚だ疑問である。
まして、こんな危険な(ある意味、自民党より危険な)…男を党首に持ち、政党として、党内にも党外にも「けじめ」さえつけられない政党が自民党に代ったからと言って、一体何が変わると言うのか…私には理解できない…むしろ、自民党政治以上に危険な政治をやるのではないか…
と言う恐れの方が強いくらいだ。
4.小沢及び民主党擁護論について
ブロガー諸氏の中で、最も多い主張はこれである。
まず、小沢氏個人だが、密談に独断で応じ、公約に反する「大連立構想」を党に持ち帰る…これだけでも大問題だと思う。その上、自分の意見が入れられないから…と、党首を辞任するなど…自分の責任を棚にあげ、他人のせいにするなど、普通の人間でも許せない言動であろう…しかも、一旦辞任表明を行いながら、慰留に会い、のこのこ元の鞘に収まるなど…こんな無責任な人間の、一体何を信じろと言うのか…?
私は、安倍氏が、政権を放り投げた時にも書いたが、
人間、引き際が一番肝心で、一番難しいと…小沢氏は、今からでも遅くない…議員を辞職すべきであろう。。。
民主党の対応については、3.で書いた通りである…国民の意志や、共闘を約束していた他野党への説明もお詫びもなく、党内事情だけを最優先する、民主党の姿勢は、天下に、白日のもとにさらされてしまった。こんな政党は、元々寄り合い所帯…分解して、けじめをつけた上で、改めて、野党共闘を呼び掛けるべきであろう。。。
「急がばまわれ!」…と言う言葉がある…今こそ、政界を再編成して、確実に、国民の側に立った「野党共闘」こそ、一番国民に必要なのではないか。。。私は、そう思います。
奇奇怪怪な小沢・民主擁護論は…国民を再び戦場へ駆り出す、危険性が極めて高く、世論のミスリードを、あなたの主張が果たすのかも知れない。。。
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