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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007110702062581.html
2007年11月7日 夕刊
衆院テロ防止特別委員会は七日午前、海上自衛隊が給油量訂正を隠ぺいした問題をめぐり、参考人招致した海上幕僚監部の寺岡正善元防衛課長への質疑を行った。
特別委は、寺岡氏の要望でプライバシーに配慮し、非公開の秘密会となったが、出席者によると、寺岡氏は「一個人の判断で情報を上げるのを止めた。自分限りの過ちだった」と説明。組織ぐるみの隠ぺいを否定した。
これまでの防衛省の説明では、寺岡氏は二〇〇三年五月、イラク戦争直前に海自補給艦が米補給艦に給油した量が二十万ガロンではなく、八十万ガロンだった内部資料の記載ミスに気づいたが、上司に報告しなかった。
寺岡氏は、統合幕僚会議(統幕)議長が当時の記者会見で、給油量は二十万ガロンと説明した時に確認作業を担当した。燃料はイラク戦争に転用された可能性が浮上していたが、七日の質疑で寺岡氏は「米側からアフガニスタンでの任務に使っているとの説明を受けたので、それ以上は確かめなかった」と述べた。
寺岡氏は誤りを知った時の心境について「これは相当に大変なことだと思った」と、表面化すれば問題化する認識があったことを認めた。
さらに「大変なので(独自に経緯を)調べてみようと思ったが、なぜやらなかったかは記憶にない」と説明。「報告しなかったことは、今は重大な問題だったと認識している」と述べた。
関連記事―「毎日新聞」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071107k0000e010039000c.html
寺岡参考人:給油量訂正・隠ぺいで質疑 「自分の判断」
衆院テロ防止・イラク支援特別委員会は7日午前、海上自衛隊のインド洋での給油量訂正・隠ぺい問題で、当時の担当者である寺岡正善・元海上幕僚監部防衛課長(退官)の参考人質疑を非公開の秘密会形式で行った。寺岡氏は給油量の誤りを上司や内局に報告しなかったことを認めたうえで「それ(訂正報告)がもたらす意味を考えた」と述べ、誤りを報告することによる事態の混乱を恐れ、自らの判断で隠ぺいした旨を陳述した。組織的な隠ぺいは否定した。
山口壮(民主)、赤嶺政賢(共産)、保坂展人(社民)の3氏が質問に立ち、与党側の質疑は行われなかった。
防衛省が先月発表した報告書では、海上幕僚監部の担当者が、海自の補給艦が米補給艦に80万ガロンの燃料を補給したのに、他の艦船への給油量と間違え20万ガロンと記入した、と説明。寺岡氏は誤りに気づきながら、上司へ報告しなかったとされた。
出席者によると、この日の質疑で寺岡氏は「自分の判断で報告しなかった。今は重大な問題と認識している。申し訳なかった」と述べた。隠ぺいの理由については「政府や防衛庁の見解が統一されてきたので『これでいいか』と思った」と発言。80万ガロンに訂正すれば「20万ガロン」を理由にイラク作戦への燃料転用を否定した政府側の主張の根拠が崩れる可能性を意識していたことを示唆した。
秘密会は取材や傍聴ができない審議形式で、委員会の出席議員の過半数の賛成で行える。参考人質疑では異例だが、寺岡氏が「現在は私人」としていったん出席を拒否したため、秘密会形式が採られた。衆院事務局によると、秘密会は03年3月に坂井隆憲衆院議員(当時)への逮捕許諾請求の容疑事実説明が行われた衆院議院運営委員会以来。【田中成之】
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毎日新聞 2007年11月7日 11時36分 (最終更新時間 11月7日 15時34分)
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