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属国ということは(とむ丸の夢)
夫の叔父夫婦が、先週は叔母が、今日は叔父が予定通り入院。
ふたりには子供がいないので、何かあるときはいつも私たち夫婦が面倒を見ます。それで1日、病院と叔父宅、病院と病院を行ったり来たり。暗くなって家に帰り着き、フーっと一息入れて、さて今日は何があっただろうか、とTBされた記事や新聞を読んだり。
それにしても苦痛で顔を歪め、不安に駆られていた叔父や叔母が、然るべき処置をされて安堵した様子を見ると、ほんとうに医療は大切だと思います。
ふたりとも高齢ですから、何度も入退院を繰り返していますが、叔父など「保険なんか必要ない」と言って、差額ベッド代を含めて入院費用は自分で払っています。
お金の心配をしないですむ医療制度に安心しきって、入院するときも自分の体とペットの心配をするくらいですし、叔母は、あれとこれは高額医療で(お金が)戻ってくるからね、とコルセットをつけた体でベッドに腰かけながら、微笑んでいます。
痛くて痛くて身動きできなかった叔母が、また一晩中痛みに苦しみ、眠れぬまま明け方ようやく救急車を呼んで病院で応急処置を受けた叔父が、入院治療に身を委ね、それぞれほっとした笑顔を見せて退院の日を数える姿は、ほほえましくもあります。
ふたりとも若い頃から病弱の身で、心臓にはペースメーカーも入ってますし、これまでも幾度となく医者に命を救われています。そんなふたりが、ごく普通の治療から高度な治療まで、大した心配もせずに受けられるというのは、素直にすばらしい、すごい、と思います。
で、話しはがらっと変わって、小沢さんの辞意表明について、
実にさまざまな説が流れていますね。
私の目についたのが、「壊し屋」説と「裏に米国アリ」の説。
異名どおりの悪い癖が出た、という「壊し屋」説もいろいろなところで語られていますが、「裏に米国あり」説は森田実さんも言われていますね。
「日本の保守政治家は、米国政府には逆らえない、逆らったら大変なことが起こるとの恐怖観念の虜になっている」。
「福田首相が提案し、小沢代表が受け入れかけた「大連立」は、言い換えれば、アメリカを宗主国とする植民地国家日本の「平成版大政翼賛体制」である」。
『紙の爆弾』は、湾岸戦争当時権力の中枢にいた小沢さんが米国と組んで手中にした大きな戦争利権のことを突かれているという説明でした。
1回目も2回目も、密室の会談に臨むときか臨んだ後か、福田ソーリに比べて小沢さんの険しい表情が印象的で、なぜあんなに厳しい顔をしているのだろうか、と思ったものです。
本当のところはどうだったのか知るすべもありませんが、かつて1930年代の庶民の間に経済不況からの脱出口としての戦争に期待をかけ、さらには負けたら負けたで米国の属国になってもいい、とでもいうような認識があったことを思い出します。
小熊英二さんの『民主と愛国』にある農本主義者の右翼橘孝三郎が記録したという、満州事変直後に列車の中で聞いた『純朴その物な村の年寄りの一団』の会話。
「どうせついでに早く日米戦争でもおっぱじまればいいのに。」
「ほんとにさうだ。さうすりあ一景気来るかもしらんからな、所でどうだいこんなありさまで勝てると思ふかよ。なにしろアメリカは大きいぞ。」
「いやそりあどうかわからん。しかし日本の軍隊はなんちゆうても強いからのう。」「そりあ世界一にきまつてる。しかし、兵隊は世界一強いにしても、第一軍資金がつゞくまい。
「うむ……」
「千本桜でなくとも、とかく戦いといふものは腹が減つてはかなはないぞ。」
「うむ、そりあそうだ。だが、どうせ負けたつて構ったものぢやねえ、一戦争のるかそるかやつゝけることだ。勝てばもちろん こっちのものだ。思ふ存分かねをひったくる。まけたつてアメリカならそんなにひどいこともやるまい。かへつてアメリカの属国になりやあ楽になるかも知れんぞ。」
太平洋戦争下のせっぱ詰まった状況下に比べてまだ楽観的気分が漂っているようすですが、負けても米国ならそんなにひどいことはしないだろうと、
あくまでも主観的、希望的観測からの予想。
この感覚は今でもたいして変わりないかもしれません。
70何年か後に子孫たちが米国の属国に悩んでいるさまを見たら、件の年寄り連はびっくりするでしょうね。
米国とのつき合いは確かに難しいのでしょう。
でも政府も外務省もこれまで何を学んできたのでしょうか。ただ言うことをきくだけなら誰でもできる。サルでもできる、と言う人がいるかもしれません。
ただ言いなりになるだけならば、政権担当能力がある、とはとても言えません。
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