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小沢代表、辞任撤回も 強い慰留に「心の整理に時間がかかるので待って欲しい」
民主党の小沢一郎代表(65)は辞任表明から一夜明けた5日、説得を試みる党執行部と面会し「連立にこだわりはない」と条件次第では辞任を撤回する考えがあることを示唆した。党は緊急役員会を開き、小沢氏慰留の方針を確認。この日夕方に鳩山由紀夫幹事長(60)と会談した小沢代表は、回答を保留した。党内では翻意は難しいとの見方だが、「大どんでん返し」の可能性も出てきた。
希代の「壊し屋」が、わずか1日で心変わりの兆しを見せ始めた。
鳩山幹事長らは夕方に都内で小沢氏と会い、再度辞任撤回を求めた。小沢氏は「昨日、けじめだという思いで辞職願を出したばかりだ。心の整理に時間がかかるのでそれを待ってほしい」と回答を留保した。結論は出なかったが、説得には耳を傾けるなど、前日の強い決意に満ちた辞任表明から大きく軟化した。
小沢氏の翻意は難しいという見方が大勢だが、党幹部は「小沢続投」に、いちるの望みをかけている。鳩山氏との会談に先立ち、小沢氏は5日午前、菅直人代表代行(61)とも極秘会談を行った。その際、小沢氏は「自民党との連立にこだわっているわけではない。いかにして選挙で勝てる体制を作ることができるか。それが確約できればいい」と語ったという。
午後からの党本部での緊急役員会で、菅氏は小沢氏の意見を披露。続投の可能性があるとみた役員らは、「自民党との連立はしない」との事実上の条件付きで小沢氏を慰留する方針を全員一致で決めた。役員会に出席した小沢氏と距離を置く前原誠司副代表(45)も「政権交代に向け、結束することが大事。小沢代表の下でやれることになれば、違う意味で民主党は向上したことになる」と和解ムードを強調した。
慰留工作は「小沢頼み」の苦しい台所事情の表れである一方で、小沢氏が系列議員とともに与党側と「連立」、党分裂の最悪のシナリオを回避するためとの見方もある。
「参院から20人も動けば自公両党と合わせて過半数か」。4日に辞任の意向を表明した後、小沢氏がつぶやいたという。小沢氏周辺は離党を視野に入れていると受け止め、他の野党幹部と「何かあればよろしく」と接触を済ませた。怪しげな動きに党内では「国民新党などと連携して与党に手を貸すのでは」(党幹部)との疑心暗鬼が広がっている。
ただ、小沢氏が慰留に応じた場合も、反小沢グループとの路線対立が深まるのは確実。4日の辞任会見で「民主党に政権担当能力はない」「次期総選挙での勝利は厳しい情勢」など自らの党に強烈なダメ出ししたことに若手・中堅から「あそこまで言った代表にはついていけない」と反発する声が上がっている。
6日には当選同期別の懇談会などを開催し、党挙げての「小沢氏続投支持」を打ち出す構え。小沢氏が続投しても、目の前に広がる道は決して平たんではない。
◆党内困惑も…多い引き留めの声
小沢代表の電撃辞任会見から一夜明けた5日、民主党内では「情報が入っていない」「撤回してほしい」など所属議員たちの困惑が広がった。
小沢氏側近の政策勉強会「一新会」代表幹事の鈴木克昌衆院議員は「辞意を撤回してほしい」と訴えた。与党との政策協議も「大賛成。国民も臨んでいる」と話す。大久保勉参院議員も「与党との連立構想や辞任表明は唐突だった」としながらも「小沢氏あっての民主党。執行部は強く慰留すべきだ」と求めた。
党内で不安視されているのが、小沢氏が参院議員の有志を連れて党を割るという選択肢。今夏の選挙で小沢氏の応援を受け当選した岡山の姫井由美子参院議員は「何とか代表にとどまってほしい」と願う一方で「私は小沢氏の下で新しい政治を作りたい」とも語った。
スポーツ報知 / 提供元一覧
http://news.livedoor.com/article/detail/3375588/
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