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第168回国会 予算委員会 第2号
平成十九年十月十六日(火曜日)
午前九時開会
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/168/0014/16810160014002a.html
○石井一君 突然なられたので多少時間も要るかも分かりませんが、どうかひとつ、福田内閣が三年、五年、十年先に終わるかもしれませんが、そのときに福田はこれを成したんだという、そういうテーマを国民にしっかりと示していただきたいと。
今日は、私は、自民党、公明党の連立政権について意見を申し述べたいと存じます。
この連立政権ができたのは八年前、参議院で今と同じように自民党は過半数を割ったんですよ。そこで、公明党を引っ張り込んだ。今度は公明党を足しても過半数に達しないんですから、また次の状態が進行しておるんですがね。
しかし、その間、自民党の公明党に対する姿勢、私は国民の目から見ておかしいと思いますよ。例えば、最も信念居士である小泉前総理。総理になる前は、公明党の言いなりになる内閣ならない方がいい、全くの選挙目当てで国民をなめておる、小渕は退陣すべきだ、自民党が主体性を失ったって、これ、街頭でがんがんやり、あらゆる講演でやったんですが、しかし、彼が総理になったら、公明党の大会へ行って、池田名誉会長を礼賛し、そうして公明党の選挙は強いと言って、百八十度転換しているんですよ。
もっと言えば、私は、政治改革の特別委員長としてこの鴻池さんのところへ座っておった。その後、自治大臣としてそこへ座っておった、ちょうど高村さんぐらいのところへ。目の前で自民党の連中がどれだけ激烈な公明党批判したか、政教一致だ、池田大作をここへ呼べと、池田大作名誉会長と言うべきですが、自民党はそう言うて呼び捨てて言うたよ。
そういうことをやって、今もう自民党の公明党依存体質というのは目を覆うような状態になってきておると思うんですが、あなたの御感想をまず聞きたい。
○内閣総理大臣(福田康夫君) 状況が変わりますと人それぞれ言い方も変わるということは十分にあるわけでございまして、特定の政治家の名前も出てまいりましたけれども、それはその場でベストを尽くそうというその気持ちで言われたんだろうというふうに思います。
ただ、今、では自公関係が、自民党、公明党の関係がどうなのかと、それは相助け合うという関係であるということでございまして、私どもは自民党として依存をするという関係でないし、公明党は公明党として公明党の政策を遂行する上で自民党と連立を組んでいる方がいいという考え方、与党関係にあるということがいいという、そういう考え方に基づいて今この自公連立政権というのはあるというように私は思っております。
○石井一君 私は、今回選挙で全国を不幸にして回りました。さて、山口県へ入って下関へ入った、たくさん人が集まった、地方区は林君、比例区は公明党と安倍後援会が言うておる、へえ、時の総理がそこまで言うのか、公明党のプレッシャーもきついなと、しかし自民党も落ちぶれたな。しかし、私のところへどれだけの人がやってきたか。石井先生、今度はあんた投票しますよ、私は自民党です、長州の伝統あるプライドを持っています、比例に公明党書けますか、自民党はどこまで来たんですかと。あんた、自民党へ聞いてくれよと、おれに聞くなよ、こんな話ですよ。
上州でもこんなことをやりますか、やりましたか。
○内閣総理大臣(福田康夫君) 上州では、国会議員もたくさんおられます。ですから、その個々の国会議員がどのようにやっておられたか私は承知しておりませんけれども、私も自公連立であるということは前提にして、私の選挙区においてもそれは仲よくやっておると、仲よい関係を築いておるということでございます。
連立になりましてもう大分時間もたっております。ですから、そういうことは自然になってくるわけでありまして、何も上から指示をして、命令をしてそういう関係になっているというわけではありません。
○石井一君 この安倍さんも池田名誉会長のところへあいさつに行く、どの新聞にもそれが報道されておる、総理はしかしそれを否定する。新聞が間違ったことを書いたのか、総理がうそをついたのか、なぜうそをつかなければいけないのか、行ったら行ったということを言えばいいと思うんですが。
あなたも名誉会長にあいさつに行かれる予定がありますか。(発言する者あり)大いにあるよ、黙れ。大いにあるじゃないか。
○内閣総理大臣(福田康夫君) そのような予定ございません。
○石井一君 具体的な問題を一つ提示さしていただきたいと思います。
本年の六月十五日に本院議員、公明党所属の福本潤一君が本院で記者会見を行い、公明党を痛烈に批判し離党を声明したが、公明党はこれを除名処置にした。
さて、彼の会見の発言の中の一連として、参議院議員は当選したら六百万円、衆議院議員は三百万円を党本部に上納した、六年前もやったと。代表の神崎名義の下に信濃町へそれをやったと。党に三百。
この問題を総務大臣、御承知ですか。
○委員長(鴻池祥肇君) 速記止めてください。
〔速記中止〕
○委員長(鴻池祥肇君) 速記を起こしてください。
ただいまの石井一君の質問に対して、総理以下閣僚、どなたか御答弁されますか。
○石井一君 それじゃ、答弁要りません。答弁要りません。
○委員長(鴻池祥肇君) それでは、石井一君。
○石井一君 この国会で最も重要な問題は、政治と金という問題になっているんですよ。自公協議の中では公明党がクリーンを主張し、一円の領収書まで要求しているんですよ。だから、このような不明な上納金はどうなったのか。私は政治資金のその資料を調べてみたが、どこにも載っていない。こんな不透明な金があるんだろうか。政治と金と言っておる場合、これぐらい重要な問題ないかというふうなつもりで問題の指摘をいたしておるわけであります。
もしこの問題が事実であれば、これは公職選挙法違反という問題にもなるんじゃないですか。総務大臣の見解を求めたい。
○国務大臣(増田寛也君) 事実関係については承知しておりません。
○石井一君 さらに、政府にお伺いをいたしますが、P献金というのがある。P献金というのは、プレジデント、池田名誉会長のことを指す、外国から二百個の称号をもらったというので、国会議員一人当たり三十万円ずつ徴収される。こういうことなんですね。これは一体、公職選挙法違反なのか、政治資金違反なのか。大いに政治家の拠出している金という問題においては関係がございます。
これは確実にこれから解明をしなければいかぬという問題ですが、この問題について……(発言する者あり)
○委員長(鴻池祥肇君) 答弁は、今質問中ですからちょっと待ってください。最後まで質問してください。
○石井一君 冬柴さん、あなた、このP献金されたことありますか。
○国務大臣(冬柴鐵三君) P献金が何物か知りませんけど、私はそういうことはいたしておりません。
それから、先ほど上納金とかなんとかおっしゃいましたけれども、私は連続七回当選さしていただきましたけれども、そういうお金をどこへ出したんですか、どこへ出したとおっしゃるんですか。私は、党に対する公認料ということで衆議院の場合には三百万、というよりは、もう少しきっちり調べた方がいいと思いますけれども、年収、いただく報酬の二か月分を党に出しています。しかし、それ以外のところに出したことはありません。
○石井一君 冬柴大臣は重要な発言をされました。(発言する者あり)
○委員長(鴻池祥肇君) 御静粛に。
○石井一君 我々は、公認料というのは、自民党でも民主党でも党からもらうんですよね。党に上納するわけですね。それは結構でしょう。それだけ皆さん金が潤沢にあるんなら。しかし、その記録はどうなっておるのかというのは大きな問題でなかろうかと思います。
それから今、冬柴さん、あなた三百万円の公認料を払ったけれども、三百万円といったら、ちょうど衆議院議員として、金額は一にしておるけれども、さてさて、これ総額二億四千万から上る金ですよ。どこへどう処理されたかというのは政治と金の問題として追及していかにゃいかぬと思います。
それから、あなたはP献金を払わなかったと言ったね。この場所で言ったんですよ。よくそこへ、閣僚の席に座っておれますね。この言葉は重いですよ。もう一遍言ってください。P献金はやったことがない、党にお金を上納したことはないということをはっきり明言しておいてください。
○国務大臣(冬柴鐵三君) したことはありません。
もし、したことがないということになれば、あなた自身も議員辞めますね、そこまで言うんだったら。どうですか。
○石井一君 ちょっと常軌を逸した発言じゃないかと私は思うよ。
あのね、それなら当院に福本潤一君を招致して証人喚問か参考人として意見を聴き、事実が何であったかということをまずやっていただきたいと思います。委員長、いかがですか。
○委員長(鴻池祥肇君) ただいまの石井君の発言につきまして、後、理事会において協議をいたします。
○石井一君 私は横やりを入れておるんじゃないんですよ。民主主義の根幹にかかわる問題だなと。三十年、四十年政治の中に生きてきて、この問題が、だれも触れない、日本のマスコミも沈黙を守っておる。フランスでこのことをどう言っているのか、外国でどう論評しておるのか、民主主義でオープンな場であれば堂々と議論し、それに反論したらええやないかと、私はそういうふうに思うんですが、総理、どうですか。
○内閣総理大臣(福田康夫君) ここは国会の場でございますから、意見が違えばお互いに反論するということはあると思います。しかし、まあ、その意見開陳がやっぱり国民のため、国のためということが中心になってほしいというように思っております。
○石井一君 平成七年、秋谷会長が自民党の要求で宗教問題に関する特別委員会に招致されたんです。その発言もつぶさに読んでみた。全くでたらめな発言ですね、私から言わせば。私はこの問題相当調査した。
選挙の実態がどのように動いていますか。自民党は、公明党と書いてくれって、各三百の選挙区はその票欲しさに何でもありになってしまうと。しかし、自民党と公明党という政党同士の協力であれば認めますけどね、公明党なんというのは創価学会なんですよ。公明党から創価学会を引いたら議席はゼロなんですよ。私はきっちり調べておるし、すべての資料を持って言っておるんですよ。どこへででも反論さしていただきますけれども。すべての選挙は非課税の宗教施設を使って支援長の指揮下の下に一糸乱れず強力な戦果を展開をしておるんですよ。
公明党の人事ってどこで決まるんですか。委員長選挙、一回でもあったんですか。あらゆる面において不可解極まりない。政府の問題ではないけど、政府の中に入っておるから私は言うんじゃないか。野党にあるんなら何も言わぬですよ。政府の中の一環に入り、そうして票を通じて今の政府を支配しておる、こんな構図があっていいのかということを御指摘申し上げておるんです。
私はきついことを言うておるようですが、国民の方々はたくさん聞いておられますよ。必ず今日は反響も来ますよ。それをひとつ検証していきたいと思います。
総理の御見解を聞きたい。
○委員長(鴻池祥肇君) 速記を止めてください。
〔速記中止〕
○委員長(鴻池祥肇君) 速記を起こしてください。
質問を続けていただきたいと思います。
○石井一君 私はこの問題を、今最も重要な問題となっている政治と金の問題であると。またさらに、私の調査によれば、政教分離、政教一体、憲法二十条に抵触する問題ではないだろうかと、政治家として心して考えるべき大きな問題だという問題の指摘をしているんですよ。
公益法人の、今行政改革推進のところで制度改革が検討されて、課税対象その他を調べるために今財団法人、社団法人というところへ入っていっているが、いずれこれは宗教法人にも入っていくと思うんですけれども。私はいろんな疑義を持っておりますけれども、渡海さん、あなたはこの間から相撲協会を呼んだり、今度はまたボクシングを呼ぶのか呼ばぬのか、一遍学会を呼ばれて、今の上納金の問題だとか政教分離・一体の問題等と公明党の人事についてどういう影響を及ぼしておるというのを一遍調べられたらどうですか。
○国務大臣(渡海紀三朗君) 突然の御指名でございますので。ただ、今私が先生のお話聞いておりまして、そのような必要が生じれば当然やらなきゃいけないんだろうというふうにお答えをさせていただきます。
ただ、やはり政治が宗教に介入してはいけないというのもこれはまたあるわけでございますから、そういった意味では、いろんな場合にはやっぱり慎重に対応しなければいけないんだろうというふうに思っております。
○石井一君 この議論は今日はこの程度で打ち止めますが、まず福本前参議院議員の招致をし、その意見を拝聴した後で、必要に応じて池田名誉会長なり学会本部からの責任者に本委員会において来ていただきたい。これは自民党の時代からやりたくてやりたくて仕方なかったのよ。これ三十年、四十年続いておる問題なのよ。それをタブーにし、否定し、そしてだれか触ったらいかぬという問題に今日まで持ってきたところに政治家の大きな責任があると思う。ようやく民主党が少し伸びてきたから、少し頑張らしていただきたいということを宣言し、次の北朝鮮に入ります。
福田総理、拉致問題を私の手でと言っておられるが、ずっと聞いてきたけど、まだどうするのか分からない。あなたの展望と成算はどうですか。
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